冷えて硬くなりやすい肩がほぐれてじんわり温まる!肩こり対策や血流改善にも効果的な簡単ストレッチ
「冷え」というと、手先や足先を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は肩も冷えやすい部位の一つです。肩が冷えると、肩こりや首まわりの不調を感じやすくなることも。そこで今回は、冷えの解消と肩こり対策が同時にできるシンプルなストレッチをご紹介します。肩をほぐし、温める習慣を取り入れてみましょう。 *写真で詳しいやり方を見る→冷えて硬くなりやすい肩がほぐれて温まる!肩こり対策や血流改善に効果的な簡単ストレッチ ■「肩は意外と冷えやすい...」その理由 血行不良 肩や首周りの筋肉が凝り固まると血流が滞り、冷えを感じやすくなります。特に冬は寒さで血管が収縮しやすく、肩周りの血行不良が起こりがちです。 運動不足 寒さから体を動かす機会が減っていませんか?肩をあまり動かさないと血液循環が低下し、冷えやすくなります。デスクワークが長時間に及ぶ人も注意が必要です。 姿勢の影響 冬は寒さから無意識に体を縮こませたり、丸まった姿勢を取ることが多くなります。このような姿勢が続くと、肩周りの血流が滞り、冷えやすくなる原因になります。 外と室内の温度差 外の寒さと室内の暖かさとの温度差が大きいと、体温調節が難しくなります。特に室内で長時間動かずにいると、肩周りの血行が悪化し、冷えを感じることがあります。 ストレスや緊張 ストレスを感じると筋肉が収縮し、血管が圧迫されます。これが肩周りの血流を悪化させ、冷えにつながります。 肩を動かして温める習慣を取り入れることで、冷えの解消だけでなく、肩こりの解消や全身の血流改善も期待できます。そこで今回は、シンプルな動きで肩まわりをしっかりと動かせるストレッチをご紹介します。 ■肩まわりがじんわりと温まる!簡単ストレッチ このストレッチでは、肩甲骨を意識的に引き寄せることで、肩の可動域を広げ、筋肉をほぐしながら血行を促進します。その結果、冷えの改善だけでなく、背中上部や胸の筋肉も動かせるので、姿勢の改善にもつながります。姿勢の悪さが原因の肩こり対策にも効果的です。 <やり方> ステップ1 両腕を横に伸ばし(肩が動く範囲で斜め上に上げてもOK)、息を吐きながら肘を曲げて胴体の方へ近づけ、肩甲骨を寄せ合う。次の吸う息で再び腕を横に伸ばし、吐いて肘を曲げる動きを繰り返す。 腕を頭上に伸ばせる人は、ステップ2へ! タオルを両手でつかんで腕を頭上に伸ばし、息を吐きながら肘を曲げて下げる。次の吸う息で再び腕を頭上に伸ばし、吐いて肘を曲げる。この動きを繰り返す。 どちらのやり方でも、ポイントは呼吸を止めずに、息を深くゆっくり吸ってゆっくり吐くこと。肩まわりがほぐれてポカポカと温かくなり、ストレッチ後のスッキリした感覚を味わってみてください。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子