核の脅しで「世界危険に」 22年受賞のウクライナ団体
【キーウ共同】日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与決定について、2022年に受賞したウクライナの人権団体、市民自由センター(CCL)のオレクサンドラ・マトイチュク氏は11日、ロシアのプーチン大統領による核の脅しが成功すれば「誰もが危険な世界に暮らすことになる」と訴えた。共同通信の取材に応じた。 今年の授与決定により「人類が自らを破壊する能力を持つ兵器を発明し、核兵器を手にした権威主義政権が世界の存在を脅威に陥れている」という重要な事が示されたと指摘。プーチン氏の脅しに屈すれば、核保有国が増える事態を目の当たりにするだろうとした。