死ぬまでに訪れたい、美しすぎる世界の図書館 10選
4月30日は、1950年のこの日に公布された図書館法にちなんで作られた、「図書館記念日」。そこで、一度は必ず行っておきたい国内外の有名図書館を厳選してご紹介。歴史を感じる荘厳なものから、SF映画に登場しそうなフューチャリスティックなものまで、建築好き&本好きに特にオススメ! バケットリストに保存して、ここにしかない雰囲気を味わいに行こう。
フランス国立図書館 リシュリュー館/パリ、フランス
約12年に及ぶ改修工事を経て、2022年に再オープンしたフランス国立図書館のリシュリュー館。約2万冊の蔵書がずらりと並ぶこの図書館の顔とも呼べる「サル・オヴァール(楕円の間)」は、誰でも無料で利用できるので、重厚な空気を味わっておこう。 建築家のブリューノ・ゴーダン率いる「アトリエ・ブリューノ・ゴーダン・アーキテクツ」が設計を担当した。展示スペースや「ローズベーカリー」もあるので、一日中過ごせそう。
フランス国民議会図書館/パリ、フランス
セーヌ川沿い、かつてブルボン宮殿だった場所に立つフランス国民議会の議事堂は、まるでタイムスリップしたような気分を味わえる。1796年に創設された附属の図書館には、フランス国歌の歌詞草稿やジャンヌ・ダルクの異端審問記録の写本など、多くの重要な史料が収蔵されている。 フランス7月革命を描いた『民衆を導く自由の女神』で知られる、ロマン主義の画家ドラクロワが手がけた壮麗な天井画も必見。
ガブリエル・ガルシア・マルケス図書館/スペイン、バルセロナ
2022年に造られ、翌年にはバルセロナの名誉ある建築賞「FADアワード」の最優秀建築賞を、「IFLA世界図書館情報会議」で最優秀公共図書館に選出された、注目の1軒。マドリードの建築事務所「SUMA」が手がけた。 『百年の孤独』の著者で、コロンビア出身のノーベル文学賞受賞者ガブリエル・ガルシア・マルケスの名が付けられている。
パラマタ図書館/オーストラリア、シドニー
鮮やかな朱色をしたパネルの屋根が目を引く、パラマタ図書館。屋根のルーバーが天候に応じて自動で開閉し外気を取り入れるなど、スマートビルディングとして最新の機能を備えている。 フランス人建築家マニュエル・ゴートランと、オーストラリアの建築事務所「ラコスト+スティーブンソン」が協働して完成させた。