【京都記念】ルージュエヴァイユ 今度こそ1着獲り 3戦連続2着、惜敗続きに終止符打つか
「京都記念・G2」(11日、京都) もう銀メダルはいらない。エプソムC→府中牝馬S→エリザベス女王杯と、目下3戦連続で2着に甘んじてきたルージュエヴァイユ。4歳シーズンは大きな成長を実感した半面、もどかしい思いをしてきたが、明けて5歳を迎えた今年は、そんな思いとはおさらばだ。 前走後はしっかりと休養を挟み、帰厩後の調整は順調そのもの。3歳1勝クラスに胸を貸した1週前の美浦Wでは、ラスト1F11秒3と抜群の切れ味で2馬身半突き抜けた。黒岩師は「進めるごとにバランスも整って、右にモタれる面も解消しつつあります。ここ2週はいい動きをしているし、体もしっかりしてきましたね。結果次第ですが、大阪杯(3月31日・阪神)に行きたい」と今春のプランを明かした。 祖母は11年凱旋門賞馬にして、同年の欧州最優秀3歳牝馬にも選ばれた女傑デインドリーム。血統的には重賞未勝利がむしろ不思議なくらいだ。惜敗続きに終止符を打ち、ここから栄光の階段を駆け上がっていく。