東京国際大が喪章付けて継走 昨年、横溝三郎監督が他界/箱根駅伝
◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復) 箱根駅伝に出場する東京国際大が喪章を付けることが発表された。 第101回箱根駅伝テキスト速報します! 昨年11月に、創部から携わった横溝三郎監督が肝臓がんのため84歳で逝去。チームから左胸に喪章着用の連絡があった。 横溝氏は1964年東京五輪3000m障害の日本代表。高校時代には5000mで高校初の15分切りなど活躍し、名ランナーとして名を馳せた。 現役引退後は、母校・中大でコーチを務めたほか、1998年からは松下通信(現・パナソニック)の女子陸上部監督に就任。2000年に退任してからは顧問の立場でチームをサポートしていた。また、箱根駅伝では解説者として長年携わり、06年までNHKラジオで8年間、日本テレビで17年間も受け持った。 さらに、11年4月に創部した東京国際大の総監督となり、大志田秀次監督(現・Hondaエグゼクティブアドバイザー)とともにチームをゼロから立ち上げ、創部5年目となる2016年の箱根駅伝に初出場を果たすなど、指導者としても辣腕を振った。 昨年の箱根駅伝予選会も現地で見届けた横溝氏。選手たちは恩師への感謝を込めてタスキをつなぐ。
月陸編集部