年末年始の海外旅行人気1位は「台湾」、国内旅行は「関西」 9連休で海外旅行は好調
年末年始に旅行に出かける人の数は、前年並みとみられている。今年1年間では低調が続いた海外旅行も、年末年始は最大で9連休となるため好調だ。 旅行大手のJTBがまとめた年末年始の旅行動向見通しによると、23日から来年1月3日までに1泊以上の旅行に出かける人は、前年比0・2%増の2852万人となった。旅行に伴う総消費額は物価高が影響し、前年比6・3%増の1兆3460億円となる見通し。 国内旅行は横ばいの2800万人となる見込みだ。海外旅行に行く人は前年比13・0%増の52万人で、平均費用は1人あたり27万3000円で前年比6・6%増。コロナ禍前の19年と比べると35・1%増で、円安で渡航先での滞在費用が増加していることが影響している。 調査は11月、インターネットを通じて行い1764人から詳細な回答を得た。主な旅行先を予約状況からみると、海外旅行は「台湾」「ハワイ」「韓国」の順となった。国内は「関西」、東京ディズニーリゾートを含めた「東京」、「九州」が上位だった。