定年後にコンビニでアルバイトをしたいです。これまで事務職しかやってきませんでしたが大丈夫でしょうか?
定年後も収入ややりがいを得るために、再雇用や再就職で仕事を続ける方もいるでしょう。前職の経験を生かして働く方もいれば、未経験のお仕事に挑戦される方もいます。そのようななか、初めて行う業務の場合には、自分に仕事が勤まるか心配に感じる方もいるかもしれません。 本記事では、コンビニ店員の仕事内容や給与について解説します。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
「コンビニ店員」の仕事内容は?
あるコンビニストアでのスタッフの仕事内容の例は、以下の通りです。 ・レジでの接客や会計 ・レジ横のホットスナックの調理 ・店内外の清掃 ・品出しと発注 ・公共料金の支払い対応 ・宅急便の受け付け ・コンサートチケットの発券 そのほかにも、POPの作成やコピー機の機械管理などを行う場合もあるようです。 これら全ての仕事を覚えるまでには、時間がかかるのではないかと感じる方もいるでしょう。しかし、コンビニの種類によっては、スタッフの負担を軽減するために、レジ操作が簡単になる機器を導入していたり、調理に自動タイマーを使えたりするところもあります。 そのため、もし覚える負担を少しでも減らしたいとお考えの場合には、働きたいコンビニで、実際どのような機器を導入して仕事をしているか確認するとよいでしょう。マニュアルが整備されているコンビニであるか確認することもおすすめします。
「コンビニ店員」の給与や平均年収は?
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによれば、コンビニエンスストア店員の年収の全国平均は357万7000円、求人による平均月給は22万4000円とのことです。さらに同サイトによれば、定年後の65歳から69歳の年収は250万6100円、それ以降は219万8200円です。 コンビニでのアルバイトは、多くの場合時給制を採用しており、時給はそれぞれの店舗によって異なります。アルバイト先を探す際に、時給についても確認しましょう。
事務職しかやってきてないけれど「コンビニ店員」の仕事はできる?
未経験の仕事をする場合には、不安はつきものでしょう。しかし、コンビニでの仕事に事務職の経験、社会人としての経験が生かせる部分は多くあります。 例えば、在庫管理・発注作業やレジ打ちの際には、今までのパソコンスキルが役立つかもしれません。 また、昼夜問わずコンビニにはさまざまなお客様が来店されます。社会人経験で得た接遇やマナーがあれば、接客にあたっての不足はないと考えられます。コンビニスタッフに向いている人の特徴は以下の通りです。 ・人と話すことが好き 時間帯でも客層の変わりやすいコンビニでは、さまざまな方が来店されます。どんな客とも円滑にコミュニケーションをとれる方は重宝されるでしょう。 ・新商品に興味がある、流行に敏感な方 コンビニでは頻繁に新商品が発売されます。流行り物をいち早く知りたいという方は適職といえるでしょう。 ・段取りよく進められる コンビニスタッフの業務は幅広いため、状況を都度整理しながら段取りよく仕事を進める必要があります。 事例のように、もし今までコンビニで働いた経験がなくとも、それまで事務職で培ってきた仕事の処理能力やコミュニケーション能力を生かして働ける可能性があります。
事務職しか経験していなくても、適性が合えば「コンビニ店員」として活躍できる
コンビニ店員の業務は幅広いため、覚えるまでには時間を要するかもしれません。しかし、近年店員の負担軽減のために、レジを自動化する機器の導入を進めているコンビニもあります。 自分が無理なく働けるよう、希望の条件を明らかにしたり、下調べを入念に行ったりしたうえで、コンビニ店員のアルバイトへ応募しましょう。 出典 厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag コンビニエンスストア店員 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部