パガーニ新型「ユートピア ロードスター」や「ゾンダ C12」が展示…40年前から始まった「オート・エ・モト・デポカ」でオラチオが伝えたかったこととは
新車のように生まれ変わったゾンダ C12 S 7.0
モーター1ブースには、レストアされた「ゾンダ C12 S 7.0」が展示される。このモデルは、モンテカルログレーのエクステリアカラー、グレーのタータンファブリックのインテリア、シルバーのホイールが特徴である。 この車両は、パガーニ・リナシメントプログラムを通じて修復された。このプログラムはパガーニのハイパーカーに元の輝きを取り戻すことを目的としており、パガーニ・アトリエの職人技によりオリジナルのデザインと素材を用いて丹念に処理される。修復プロセスは、機械部品、システム、内装、および摩耗しやすい部品を網羅し、車両の美観と機能を復活させ、新車のように再現する。
AMWノミカタ
「オート・エ・モト・デポカ」はクラシックカー、自動車、オートバイ、パーツからなるヨーロッパ最大級の自動車イベントであるが、モーターショーというよりはむしろ見本市に近く、この期間で約5000台の車両や部品が販売される。40年前に一部のコレクターの集まりとして始まったこのイベントは年々規模が拡大し、2023年は13万人の来場と5000台の車両の展示を記録し、自動車メーカーの注目を集めるイベントへと成長した。 パガーニは今回、最新のユートピア ロードスターとレストアされたゾンダ C12を展示する。なかなか現車を見る機会は少ないモデルだけに、これらのモデルの芸術的な美しさや、レストアの技術、そして創始者のオラチオ・パガーニの情熱などを自動車ファンに再認識してもらえる絶好の機会となるのではないだろか。
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