蜂産品三団体が定時総会 はちみつ・ローヤルゼリーで新会長就任
全国ローヤルゼリー公正取引協議会は12日、東京ベイ有明ワシントンホテルで令和6年度定時総会を開催した。 総会では山木会長があいさつした後、消費者庁の高居良平表示対策課長、全国公正取引協議会連合会の山岡誠朗専務理事が来賓を代表しあいさつ。続いて議事に移り、令和5年度事業報告、決算報告および監査報告、役員選任、令和6年度事業計画、同収支予算案などすべての議案を満場一致で承認した。 また役員選任により新会長に山田務会長(学識経験者)が就任。副会長は小田忠信(クインビーガーデン)、野々垣孝彦(アピ)、水谷友彦(水谷養蜂園)、山田英生(山田養蜂場)の4氏が再任し、新専務理事には熊谷勝氏が就任した。 日本プロポリス協議会(清水俊有会長)は13日、都内のビジョンセンター日本橋で令和6年度定時総会を開催した。 清水会長は「この三年はリモートで総会を開催していたので、対面での総会は4年ぶりとなる。昨年秋のセミナーでは「ブラジル産プロポリスの口腔細菌叢に与える影響」をテーマに大阪歯科大学の沖永敏則主任教授に講演を行っていただいた。今後も会員各社への情報発信を継続し、プロポリスの普及に努めていきたい」とあいさつ。 総会では前年度事業報告などすべての議案を満場一致で承認された。令和6年度事業計画では、同協議会の「認定之証」、会員証使用の認知拡大やPR活動、秋季セミナーなどを計画する。 なお総会終了後はウルグアイから来日し出席した加藤雅史・AICHI URUGUAY S.A.社長が、ウルグアイのプロポリスについて、需要動向や国内生産量、ブラジル産プロポリスとの成分比の相違について説明した。加藤氏は、ウルグアイではプロポリスが薬品として認可されており、火傷など傷病用ガーゼで商品化され普及するなど実例を挙げて紹介し、出席者との質疑応答が行われた。