記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手(4)え、13分だけ…? 約7億円を水の泡にしたMF
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
MF:アルトゥール(元ブラジル代表) 生年月日:1996年8月12日 在籍期間:2022年夏~2023年夏(期限付き移籍) 移籍金:450万ユーロ(約7.2億円) クラブ通算成績:1試合0得点0アシスト “戦力にならなかった”という意味では、アルトゥール以上に最悪の移籍はないだろう。コパ・アメリカ2019(南米選手権)でブラジル代表をレギュラーとして優勝に導いた実績があるミッドフィルダーは、リバプールで1試合の途中出場のみの出場に留まった。 リバプールは2021年夏に中心選手だったジョルジニオ・ワイナルドゥムが退団して以降、カーティス・ジョーンズら生え抜きの台頭があったものの後釜となる選手を獲得していなかった。そのボロが出たのが2022年夏で、チアゴ・アルカンタラとナビ・ケイタの両選手が開幕直後に負傷したことから中盤の駒不足に陥っていた。 その結果、移籍市場終盤に緊急補強という形でMFの獲得に乗り出し、デッドラインデーにユベントスで余剰戦力となっていたアルトゥールを450万ユーロ(約7.2億円)のローンフィーを支払う期限付き移籍で獲得に成功した。 ところがアルトゥール自身のコンディションも万全ではなく、1シーズンを通してトップチームの試合で出場できたのはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ初戦のナポリ戦の13分間のみ。プレミアリーグでは1試合に出場することなく退団となった。
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