【ラグビー大学選手権】京産大No・8ポルテレが涙 左太腿裏肉離れからの強行出場実らず「やり返したい」
◇ラグビー大学選手権 準決勝 京産大19―31早大(2025年1月2日 東京・国立競技場) 4大会連続で4強入りした関西リーグ2位の京産大は、関東対抗戦1位の早大に19―31で敗れて初の決勝進出を逃した。 関西リーグでトライ王となったNo・8シオネ・ポルテレ(3年=目黒学院)は、前日の練習中に左太腿裏の肉離れを発症。強行出場してピッチに立ったが、縦を突こうとすると早大に2、3人がかりで封じ込められた。ノートライのまま後半12分に途中交代。試合後の取材エリアでは、目に涙を浮かべた。 「4回生と一緒に試合をできるのは残り少ないし、本当に最後、ソロ(ソロモネ・フナキ)と一緒に出たかった。フナキも悔しいと思うけど“ケガしているのに出てくれてありがとう”と言ってもらえた」 京産大は過去10度、大学選手権の準決勝に挑んできたが、一度も決勝には進んでいない。日本一の前に立ちはだかってきた「準決勝の壁」を破るべく臨んだが、11度目の正直はならなかった。 来年度は最終学年となるポルテレ。「やり返したい。もっとハードワークできるようになりたいし、ワークレートを上げたい」と決意を込めた。