バイデン激怒「OPECプラス減産」に見え隠れするサウジアラビアの思惑
バイデン大統領の訪問で改善の兆しが見えた米サウジ関係に再び暗雲(ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子のインスタグラムより)
10月5日、主要な産油国による原油生産の調整枠組みである「OPEC(石油輸出国機構)プラス」は、11月・12月の原油生産目標を日量200万バレル引き下げることを 決定した 。 減産は一般的に原油価格を押し上げる効果を持つ。歳入の4割を石油・ガス収入が占めるロシアにとって、原油価格の高騰は欧米諸国による経済制裁の効果を相殺する働きを持つため、OPECプラスの決定に対し米国政府は強い不満を表明した。
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村上拓哉