【新しい社会問題に目を向けて】青の装いで少年の主張大会に来場・佳子さまが見据える「新たな役割」
「年長の女性皇族」としての自覚
「佳子さまは今年12月に30歳の誕生日を迎えられます。将来の皇位継承問題がどのような方向に進むにせよ、愛子さまの従姉として、悠仁さまの姉として、公私ともにお二人を支える年長の女性皇族という役割を担っていかれるでしょう」 【写真】まばゆい…! 佳子さまが笑顔で手を叩かれて…! 秋篠宮家次女・佳子さまが今後期待される役割について、こう語るのは静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏だ。 12月29日に30歳の誕生日を迎える佳子さま。「東洋のダイアナ」と称され、国内外を問わず高い支持を集める佳子さまの30年の軌跡を網羅した『完全永久保存版 「東洋のダイアナ」に成長するまでの全記録 佳子さま 凛々しきプリンセス「30年のあゆみ」』(講談社・1760円)が10月31日に発売となる。 発売に先駆け、小田部氏が佳子さまの未来について語った(以下、太字はすべて小田部氏の発言)。 佳子さまをはじめとする女性皇族の方々は、時代の移り変わりのなかでいろいろと生き方を模索されていると思います。それぞれ得意分野があって、その中でできることは何かと、常に考えておられるのでしょう。 「天皇・皇后陛下に代わって国民と触れ合う」というのが天皇家の方々の大きな役割だと思います。 実際に皇室の方たちは被災者の方々と交流されたり、その重要性は理解しておられるのでしょう。ただ格差社会が進む中で、今後は格差の中で苦しんでいる人たちにまで裾野を広げることが大切になってくるはずです。 ◆「新しい視点」への期待 例えばヤングケアラーなど、近ごろ社会問題として注目されている人たちや、なかなか職につけない若者たちの層は皇室のケアの分野に入っていないのです。彼らのような、社会問題だと認識されていながら支援を差し伸べるまでに至っていない人たちと佳子さまがつながっていくのが理想だと思います。そもそも、彼らと佳子さまは世代が近い。皇室の方ながら、若年層が抱える問題を自分事として向き合える可能性を秘めているのです。 佳子さまはダンスに熱心に取り組まれるなど、これまでの皇族がやらなかったことをされてきた方です。新しい社会問題に積極的に取り組む姿は、国民にも受け入れられやすいのかなとも思います。 社会で苦労している人たちに目を向け、歩み寄り、すくい上げていく。これは上皇陛下が公務をはじめたころの精神です。時代の中で、どこに手を伸ばすのかという具体的な対象はどんどん変わります。佳子さまには、いままでになかった「新しくて若い視点」で、国民に寄り添っていってほしいと感じています。 10月31日に発売となる『完全永久保存版 「東洋のダイアナ」に成長するまでの全記録 佳子さま 凛々しきプリンセス「30年のあゆみ」』には、小田部氏に加え、皇室ジャーナリストの久能靖氏へのロングインタビューも収録。日本中からの支持を集める佳子さまの素顔を、貴重なプライベート写真を中心に詳報している。
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