「自分の身の振り方も検討する」ホームでの敗戦で9位転落に、監督・選手それぞれが感じた“責任”|フットサル
【女子Fリーグ】さいたまサイコロ 0-2 エスポラーダ北海道イルネーヴェ(11月16日/サイデン化学アリーナさいたま) 【画像】女子Fリーグ週間ベスト5一覧 11月16日、サイデン化学アリーナさいたまにて日本女子フットサルリーグ2024-2025(女子Fリーグ)の第15節が行われ、さいたまサイコロとエスポラーダ北海道イルネーヴェが対戦。さいたまは0-2で敗戦した。 今シーズン二度目のホーム戦。サポーターの声援が響くなか、レギュラーシーズンでは4-0で勝利していた北海道との一戦に挑んだ。 しかし、怪我人などの影響もあり、出場した選手たちの疲労が蓄積した状態でもあったさいたまは、第1ピリオドと第2ピリオドそれぞれで失点。最後まで北海道の守備を崩すことができずに敗北を喫した。 試合を終え、記者会見に出席したさいたまの小倉一幸監督と新井敦子は重い口を開いた。
クラブを変えなきゃいけないと思っていた
●さいたまサイコロ|小倉一幸監督 ──試合を振り返って。 朝から多くの方にご協力いただき、埼玉で2回目のホームゲームを行うことができました。それに対して自分たちの結果で恩返しができたらと思っていましたが、結果を出すことができませんでした。 なにかを変えなきゃいけないと思ってこのクラブに入ってきて、3月にシーズンが始まってからもそれをずっと言い続けてきました。試合前には「ここまで取り組んできたことが正しかったのかどうかを、このコートの中で証明する」という話を選手たちにしましたが、この結果(0-2)で終わってしまいました。(勝利に必要なことを)選手たちに取り組ませられなかった自分の責任だと感じています。 ホームゲームで勝つことができず、今この順位にいることから、まだ選手権は残っていますが、自分の身の振り方も含めて検討したいと思います。今日は本当にありがとうございました。 ──前節に引き続き怪我人もいたことから、起用できる選手が少なかったり、起用できても長くプレーできなかったりするなかで、2週連続の試合で疲労の度合いも見えました。その辺りは監督としてはどのように感じていましたか。 私のトレーニングプランの構成などがうまくいかず怪我人を出してしまったことで、前節と今節で少ない人数になってしまったことは非常に良くなかったと思っています。 前節から今日の試合までにトレーニングが2回ありましたが、今おっしゃった通り、湘南戦に出ていたフィールドプレーヤー7人の疲労がかなり大きくなっていました。 今日も試合の立ち上がりから重そうにしていたので、途中で2セットにして休ませることや、GK攻撃を活用して相手コートに押し込むことも考えましたが、それを決断することができませんでした。 キャプテンの新井もそうですが、前節から長い時間出場してくれています。(敗戦について)責任を感じていると言っていましたが、選手はまったくそんなふうに思うことはなく、よくやってくれたと思いますし、本当に感謝しています。 ──あえてこの試合で、良かった点を挙げるとしたらどういうところになりますか? 今シーズンは新しいGKコーチを迎えていて、その(本多)さかえさんは「GK全員でゴールを守るんだよ」と伝えてくれています。試合に長く出ているのは菊池(香那)ですが、ベテランの内田(由布子)や、若い小河(菜々)がベンチの中で声を出していて、全員でゴールを守れているなと感じました。今日はそれが素晴らしかったと思っています。 ──次節に向けて。 あと1試合リーグ戦がありますので、まずはその試合に向けて取り組んでいきたいと思います。怪我人の回復を待ちながらいい準備をして、次の試合に勝てるように頑張りたいと思います。