サインツ、メルセデスF1への移籍が有力!アロンソのアストンマーティン残留はそれが理由? レッドブルはペレスとの契約更新が現実的
カルロス・サインツ(フェラーリ)が2025年にメルセデスへ移籍する可能性が高まった。 フェルナンド・アロンソがアストンマーティンからメルセデスへの移籍を「魅力的ではない」と語っていたが、11日の午後にアストンマーティンとの複数年契約を更新した。 アロンソの契約更新前から、サインツがメルセデスへ移籍する噂が急浮上していたが、アロンソが契約更新を決断したのはサインツのメルセデス移籍がほぼ決定していることを知ったからと考えるのも自然だ。 アロンソの契約更新前、『ディアリオ・スポルト』紙のジャーナリスト、ラウラ・ロペス・アルビアックは、「憶測ばかりが飛び交っているが、パドックからの最新のリークによれば、カルロスはメルセデスとの契約に僅差で近づいているようだ」と報じている。 「ここ数時間で、スペイン人との契約発表がかなり間近に迫っていることを示唆する情報が出てきた」 レッドブル関係者はサインツがセルジオ・ペレスの後任候補として検討されていると主張しているが、アウディが買収したザウバーが29歳のサインツにとって本当の唯一の選択肢となるようだ。 レッドブルでサインツを擁護しているのはクリスチャン・ホーナーだけであり、レッドブルの権力争いの反対側にいるヘルムート・マルコ博士はペレスの1年契約を望んでいると考えられている。 ■レッドブルF1は現状に満足か 元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフはこう語った。 「セルジオがマックスと戦うのは難しい。しかし、鈴鹿でのワンツーが雄弁に物語っている。彼らは現状に満足しているのだろう」 「彼らは第2のマックス・フェルスタッペンを必要としていない」 ■サインツはフェルスタッペンに勝てると信じている もう一人の元F1ドライバー、ラルフ・シューマッハによると、フェルスタッペンを失う可能性からチームを守るという観点から、ホーナーはサインツを良い契約だと考えているという。 「カルロスは力強いドライバーの隣に座ることに慣れている。フェルスタッペンの時代もいずれ終わる。カルロスはそれを知っているんだ。彼は彼に勝てると信じているよ」 ■ペレスは残ると予想 しかし、元F1エンジニアのキース・ファン・デ・グリントは『Viaplay(ヴィアプレイ)』に次のように語った。 「ペレスは残るだろう。彼はベストではないが、良いドライバーの一人だ」 しかし、メルセデスでのサインツにとって問題になりそうなのは、トト・ヴォルフが10代のキミ・アントネッリを将来のレースシート候補として育てていることだ。 元F1ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデは、サインツに今は我慢するよう促している。 「もちろん、彼は誰とでも話をするだろうけど、もし私が彼だったら、しばらく様子を見るだろうね」 「もしレッドブルという最高のクルマに乗る選択肢があるなら、それは良いことだ。でも、マックスがあそこにいる限り、サインツはあそこにいかないだろう。僕は信じられないよ」 「もしマックスに何かあって他のチームを選ぶなら、レッドブルとしてサインツを獲得するだろう。しかし、マックスがそこにいる限り、ペレスはあと2年は残ると思う」。