グルメ本「おいしい和歌山」 県内740店を訪問、151店を掲載
和歌山県内の飲食店や食料品店151店舗を紹介する書籍「おいしい和歌山」が12月1日、刊行された。(和歌山経済新聞) 【写真】「おいしい和歌山」書影 岩出市出身のライター牧五百音(まきいをね)さんが、東京の出版業界で働く編集者やカメラマンらと約1年半かけ制作し、自費出版した。牧さんは東京で雑誌やウェブ向けの記事を執筆するほか、テレビドラマ「0.5の男」の脚本なども手がける。 店舗選定では、約500人にアンケートを行い、740店舗をリストアップした。牧さんの知人らを中心にリサーチチームを結成し、県内全域で店舗を訪問。最終的に151店舗に絞り、それぞれの店主にインタビューを行い、店や料理に込める思い、店の特徴を掲載する。 牧さんは「店主の人柄や店の雰囲気まで総合的に判断して掲載店を決めた。店主と信頼関係を築くことで、深い話が引き出せた」と話す。「制作を通じて和歌山でさまざまな出会いがあった。掲載店の店主からはロングセラーを目指せと言ってもらい、10年使えるガイドブックにする思いを込めた。資金はかかったが得たものは大きい」とも。 価格は1,980円。県内の宮脇書店やWAY書店の各店舗、本町文化堂(和歌山市)、OLD FACTORY BOOKS(海南市)のほか、コーヒー店「KAMIN COFFEE ROASTERS」(岩出市)やカフェ「九十九別邸豆の湯」(白浜町)などの飲食店、インターネットでも販売している。
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