維新 吉村代表提唱の党ガバナンス委員会設置「1人5000円ルール」議論へ 他党との飲食伴う協議で
日本維新の会の常任役員会が23日、大阪市内の党本部で行われ、大阪府知事の吉村洋文代表(49)、前原誠司共同代表(62)、岩谷良平幹事長(44)らが出席した。 【写真】吉村洋文代表18歳時のイケメン写真 新体制になってから初の常任役員会で、吉村氏は「非常に厳しい状況からの出発ではありますけれども、だからこそ維新の会としての理念、考え方。ここをもう一度しっかりと固めて、有権者の皆さんに正面から訴えていく。本当に必要な改革をぶれずにやっていくということを皆さんと一緒に進めていければと思っている」とあいさつした。 吉村氏は、構想に掲げていた党のガバナンス(統治)委員会設置について「飲み食いの基準であったり、党としての組織としてのガバナンスを強化するガバナンス・コード(統治原則)のあり方。これをガバナンス委員会に諮問をしたいと思っている。ガバナンス委員会を立ち上げるということについての皆さんの了承を得たい」と呼びかけた。 岩谷氏が役員会終了後、囲み取材に応じ「吉村代表は代表選挙の最中から、ガバナンス委員会を設置して、日本維新の会としてガバナンス・コードを作るんだということをある意味公約として代表選挙を戦ったということで、設置が承認されました。今後、どういった項目を諮問するか等々、詳細については代表に一任された」と、ガバナンス委員会の設置承認が報告された。 吉村氏は、政治とカネの問題をめぐって、飲食の「1人5000円ルール」も提唱している。「仲間内で飲食し、親睦を図る場合は自腹。他党などと接触して飲食をする場合は、1人あたり上限5000円」とルール設定。他党との協議などで飲食を伴う場合、5000円を超える分については党から支出しない考えを示している。他党に対しても「日本維新の会の議員を誘うときは、5000円までですから。そういうお店に誘ってください」としていた。 「1人5000円ルール」について問われた岩谷氏は「おそらくそうなると思います。代表自身も『選挙戦で5000円って言ったけども、具体的金額についていくらにするのかとかも含めて、どこまで縛るのかとかも含めてガバナンス委員会で議論してもらいたい』という発言がありました」と明らかにした。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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