アルボン、ウイリアムズ復活の柱に! 複数年の契約延長に合意「大きな役割を果たしたい」
5月15日、ウイリアムズF1チームは、アレクサンダー・アルボンと複数年の契約延長にサインしたことを発表。2026年のレギュレーション変更によって迎える新時代のF1も含めて、チームの長期的な将来を託すドライバーに選んだ。 アルボンは2020年にレッドブルのシートを失うと、1シーズンをレッドブルのリザーブ兼テストドライバーとして過ごした。しかし2022年に、ウイリアムズからF1に復帰。立て直しの最中にあるチームで活躍し、チームに貴重なポイントをもたらしてきた。 アルボンのパフォーマンスはウイリアムズの進歩と成功に不可欠なものであり、アルボンの働きもあって昨年、チームは2017年以降で最高のコンストラクターズランキング7位を獲得した。 今回のアルボンとの契約延長は、F1で表彰台とチャンピオンシップに挑戦できるだけの競争力を持つチームを作るというウイリアムズのコミットメントを強調している。 来年に向けたドライバー市場でも注目のひとりだったアルボン。現行契約は2025年までだったが、これがさらに延長されることになった。 「ウイリアムズ・レーシングに残れること、そしてこのような才能豊かで献身的なチームと仕事を続けられることを信じられないほどうれしく思っている」とアルボンは語った。 「今シーズンの序盤は難しいものだったが、ウイリアムズに加わって以来、僕たちはともに大きな進歩を遂げ、グリッドの先頭に戻るために舞台裏で起きている大きな変化を目の当たりにしてきた」 「このプロジェクトは長期的なものであり、僕はそれを信じ、重要な役割を果たしたいと思っている」 「この旅には時間がかかるだろうが、この先何年にもわたって前進し、偉大なことを成し遂げるために適切なチームを構築できると確信している」 チーム代表のジェームス・ボウルズは、ウイリアムズが上位に返り咲くための基盤を整え続ける中で、当分の間リード・ドライバーを確保できたことを喜んでいると語った。 「アレックスの長期的な将来をウイリアムズ・レーシングで確保できたことをうれしく思う」 「彼は卓越した才能と技術的なインプット、そして大義への献身を持っており、それはウイリアムズと、我々が歩んでいる競争力回復への道に対する大きな信頼票となる」 「加入以来、アレックスはプレッシャーの中で一貫して能力を発揮してきた。彼と長期的に契約することは、我々のグリッドを押し上げるパズルの大きなピースだ」
Filip Cleeren