ミラン移籍の噂があったポーランド代表DFを残留させたアーセナル。原因は怪我がちな冨安健洋などDF陣の不安か?
アーセナルに所属するポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルは、今夏にACミランなどのクラブに移籍する噂があがっていた。しかし、クラブは同選手を移籍させないことを決めたようだ。クラブ専門メディア『ARSENAL INSIDER』が現地時間29日に報じている。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ キヴィオルは、今夏の移籍市場が開いてから早い段階でACミランなど複数クラブが関心を示していると噂されていた。また、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを獲得したこともあり、今夏の放出が濃厚だった。しかし、クラブは同選手を残留させることに決めたようだ。 その理由として同メディアが挙げていたのが、怪我の多い左SBの選手たちである。左SBとして起用が見込まれている、サッカー日本代表DF冨安健洋、ユリエン・ティンバー、オレクサンドル・ジンチェンコ、キーラン・ティアニーなどは負傷離脱する可能性が高く、昨季はキヴィオルがその穴を埋める形で何度も起用されていた。 同メディアは、「彼らはカラフィオーリと契約したが、人数不足に陥りたくないの。適切なオファーが来ない限り、アーセナルはキウィオールを必要に応じてプレーできる質の高い選択肢として残すべきだという意見だった。適切なオファーが来なかったので、キウィオールは残ることになるだろう」と、キヴィオルが残留することになった経緯を説明。 そして、「キヴィオルは自分が置かれている立場を理解している」と言葉を続け、「イタリアに復帰したいという一心で、アーセナルに残ることを選択し、プレミアリーグの他のクラブからのオファーさえも断った。セリエAから納得のいくオファーが来なかったため、彼は少なくとも1月まではエミレーツに留まるつもりだ」と、今夏の移籍可能性はなくなり、早くて1月に移籍する可能性を指摘していた。
フットボールチャンネル編集部