銀シャリ・橋本直さんに「食」のこだわりと店選びのポイントを聞いてみた!「神ツッコミ」満載の初エッセイ本も売れ行き好調
結成20周年、どんどん楽しくなっている
――銀シャリは2025年に結成20周年を迎えます。鰻さんへの思いも『細かいところが気になりすぎて』に綴られていますが、この20年を振り返っていかがですか。 早かったですね。どんどん楽になって、どんどん楽しくなってるんで、これからもどんどん楽しくなると思う。キャリア重ねたほうが楽しいですね。 ――それはすごいですね。ベテランになるほど「絶対にスベれない」というプレッシャーが増してくるのかと思いました。 体力がなくなってきてしんどくなるから、変なプライドや自意識にかまっていられない。そんなことで悩んだり揉めてもしょうがない。その日のコンディションがあるだけの問題だと長いことやってきてわかってるんで。明日直ってれば別にいい。それがラクですよね。 ――あとがきにも「読者のみなさん、日常生活においてムカついたり、切なかったり、苦しかったりした時はその怒りを脳内で少しだけツッコミ口調に変換してみてください。それだけで少し、目の前で起きている事象が『ボケ』に見えてきますから」と書かれてます。この言葉はとても励みになります。 みなさんも自分のために日記を書いたり、聞く人がいなくても1人でラジオみたいにしゃべったりするとデトックスできると思います。この本が皆さんのモヤモヤを解消するヒントになったら嬉しいですね。食べ物の話もあって共感していただけることも多いと思うので、ぜひ読んでください!
取材・文◎安楽由紀子