「廃プラ」リサイクルの実用化で先行する企業はここだ!
脱プラで注目を浴びるプラスチックのリサイクル技術。完全なリサイクルである「ケミカルリサイクル」に取り組む企業も増えています(写真:sogane / PIXTA)
プラスチックごみ(廃プラ)のリサイクルへ、社会的関心が急速に高まっている。海に投棄され分解されないマイクロプラスチックが海洋汚染として国際的な課題になっているのをはじめ、廃プラを焼却する際には大量の二酸化炭素(CO2)を排出するため、温暖化対策のうえで問題視されている。 プラスチックは石油由来だが、古くから廃プラは燃料として利用されたり、化学的処理を経て再生されたりするなど、リサイクルの対象として研究されてきた。 2000年ころまでは環境意識の低さ、処理コスト負担などから廃プラをリサイクルできない「未利用」の割合は全体の54%と過半を占めていた。だが、冒頭のような環境意識の高まり、企業のモチベーションの向上などにより大幅に上昇している。
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野津 滋