「おこもり静養」愛子さま“不在”の那須御用邸、天皇・皇后両陛下が外出を控えた舞台ウラ
8月30日まで、栃木県の那須御用邸で静養された天皇、皇后両陛下。今回、愛子さまは同行されず、'23年ぶりにおふたりのみでのご静養となった。 【写真】02年、赤ちゃんの愛子さまを背負う天皇陛下と笑顔の雅子さま
那須静養を楽しみにされていた雅子さま
「那須に到着されたその日、おふたりでの静養となったことについて記者から質問されると、“こういうのは久しぶりですね”と顔を見合わせながらお話しされました。滞在中の過ごし方についても答えられ、“自然が非常に豊富ですので、那須の自然を楽しむことができれば”と、おふたりとも自然に囲まれた御用邸で過ごされることを楽しみにされているご様子でした」(皇室ジャーナリスト、以下同) その言葉どおり、おふたりはゆっくり静養されたようだ。 「滞在中は外出を控えられていたようで、おふたりの時間を静かに過ごされたことでしょう。那須の御用邸は温泉が引いてあるので、ゆっくり楽しまれたのかもしれません。豊かな自然に囲まれながら、星を眺めたりされたのではないでしょうか」 '01年以降、上皇ご夫妻や両陛下が那須にお越しになる際、何度も歓談されたことがある那須嚶鳴会の顧問を務める市村利男さん(79)によると、 「現在の両陛下が那須に来られる際は、奉迎する人を宮内庁に知らせるため、事前に栃木県の人事課から連絡があるのが通例です。ただ、今回のご静養はそうした連絡がなく、私も新聞で那須にいらっしゃったことを知りました。県や宮内庁から両陛下がどのようにお過ごしになっているかも聞いておりません。県から事前に連絡がなかったのは上皇ご夫妻のときを踏まえても初めてです。毎年のようにお知らせを受けていた県知事やほかの地元団体もニュースで知ることになったと思います」 かつて市村さんは、両陛下が那須で過ごされる附属邸にエアコンがなかったことから、署名活動を行ったことがあった。 「天皇陛下が過ごされる附属邸は昭和時代の小学校のようなつくりで、エアコンもついていないのです。嚶鳴会のみんなは驚いていました。なにせ、ハチの巣まであったのですから。署名活動には那須の地元住民だけでなく、宇都宮の護国神社などにも協力していただき、約5万もの署名が集まりました。結局、宮内庁からは“受け取れません”と断られてしまいましたが……」(市村さん)