人生設計で大事なのは、「できる、できない」より「やるか、やらないか」【里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール!】第28回
里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール! 日本を代表するレジェンドプレイヤーの2人が、野球からの学びをライフハックに翻訳、「生き抜く知恵」を惜しげもなく大公開。連載の第28回では、「人生設計」に関する考え方に迫ります! 【写真】里崎智也×五十嵐亮太 対談フォトギャラリー ■60歳になったら夫婦で日本一周? ――突然ですが、お2人はどれくらい具体的な将来設計を立てていますか? 里崎さんは常々、「もうユニフォームは着ない」と公言されていますが、今後、50代、60代と生きていく上で、具体的な夢や展望などはありますか? 五十嵐 えっ、サトさんは「ユニフォームを着たい」とか、「現場復帰したい」という思いはまったくないんですか? 里崎 ない(キッパリ)。ないからこそ、遠慮も忖度もせず、これだけ好き勝手に評論できるわけだから。コーチの年俸もなんとなく知っているし、優勝してもそれほどの昇給はないと聞くし、成績が悪ければ「無能だ」と叩かれる。いろいろ踏まえて、今の仕事よりも魅力を感じるのは難しいかな(笑)。逆に、亮太はどうなの? 五十嵐 サトさんの言うこともわかるけど、「もし現場に戻るチャンスがあるのなら、もう一度ユニフォームを着たい」という思いはありますね。ただ、こちらが一方的に望んでも実現するものでもないし、タイミングや縁もありますから、そう簡単に実現するものじゃないとは理解してます。 里崎 今はこうやって、メディアの仕事を中心に忙しく活動させてもらっているけど、いつまでもこのペースで働けるわけでもない。60歳ぐらいまでにはキャンピングカーを買って、夫婦で日本一周をしたいな。その頃には子どもも成人しているので。 五十嵐 意外ですね(笑)。これだけ多忙なサトさんが、キャンピングカーで日本一周なんて。そのとき、仕事はどうするんですか? 里崎 仕事があるときだけ東京に戻ってくればいいし、リモートでできる仕事もたくさんあるわけだし、特に気にしてないね。そもそも60歳を過ぎてから、今みたいなハードワークは絶対に無理でしょ。だからある程度はヒマになって時間もできるし、キャンピングカーでのんびり旅をする時間もできるはず。逆に、亮太はどんな人生設計を持っているの?