県内大雪、交通乱れ 倒木で大けが、引き続き注意
【空路】羽田発庄内行き全日空395便(午前10時35分発)など、庄内空港発着の7便が欠航し、庄内発羽田行き396便(午前8時55分発)の出発が1時間38分遅れた。全日空庄内空港所によると、計542人に影響した。10日は庄内発羽田行き394便(午前7時10分発)の欠航が決まっている。 【人的被害】午前10時10分ごろ、鶴岡市長崎で、道路脇の木が雪の重みで倒れ、ビニールハウスの被害状況の確認のため歩いていた、近くの農業田村一さん(69)に直撃し、首の骨を折るなど大けがをした。 鶴岡署によると、木は直径約20センチ、高さ20メートルほどで、倒れて田村さんの頭に当たったとみられる。近隣住民が目撃し119番通報した。 【停電】県内で最大計526戸(街路灯を含む契約数)が停電した。東北電力ネットワーク山形支社によると、上山市では雪の重みで木が傾き高圧線に接触したため、最大419戸が停電。米沢、飯豊、小国の3市町では、高圧線を固定する金属部品が外れた影響で、最大計107戸が停電した。同日午後6時25分ごろまでに全面復旧した。
【対策本部設置】鶴岡市の朝日、温海の両庁舎は地域豪雪対策本部を設置した。各観測地点の積雪量は午後1時半現在、朝日地域の大網地区で126センチ、温海地域の温海川で98センチ。小国町も豪雪対策本部を設置した。同町大宮の観測所で同日朝、今季初めて積雪深が1メートルを超えた。 【その他影響】県警は大雪への対応などを優先するため、10日に山形市の山形署で開催を予定していた警察署長会議を中止すると発表した。