27日の衆院選、投票ためらう若者に知ってほしい 名古屋の学生たちがSNSで動画発信
メ~テレ(名古屋テレビ)
前回の衆院選で、投票した20代は3人に1人にとどまりました。未来を決める1票を投じないままでいいのかーー。行動を起こす若者を取材しました。 衆院選の投開票日は27日。 「政治とカネ」や暮らし、教育、安全保障などさまざまなテーマで与野党の論戦が続いています。 「政権交代」というキーワードも飛び交う注目の選挙ですが、名古屋の街で大学生に聞いてみるとーー。 「実際に行くかというと、行けるかどうか微妙。バイトなど忙しくて、大学があるとなかなか時間を作りづらい」(大学生) 「あまり行く予定はない。どこに投票しても一緒かな…。世の中変わるのかなという疑問がある」(大学生) 「今は高齢者の方が人口が多いので、若者の政策があまり取り入れられない。選挙に行くのは大事だと思うが、自分1人が行っても変わらないかな」(大学生) 選挙に行かないという声が目立ちます。 近年の衆院選の投票率は50%台で推移しています。 しかし、年代別に見ると大きな差が。 前回の衆院選では30代以下の投票率は全体平均を大きく下回り、20代では30%台にとどまりました。「3人に1人しか投票しない」計算です。
若者の低投票率に立ち向かう学生たち
低迷する若者の投票率。そんな状況を打破しようと活動する大学生がーー。 19日、名古屋市内であった衆院選候補者の街頭演説。雨の中、真剣に耳を傾ける若者の姿がありました。 「若者が政治に関心を持っていないからこそ、関心を持って声をあげるのは、お得というかいいことだと思う」(学生団体Polivoice 油口琢磨代表) 中京大学4年生の油口琢磨さん。 今回の衆院選で若者の投票率を上げたいと、活動をしています。 「日常的に使っているスマートフォンの中で、SNSを通じて同じ世代の学生たちがどういった理由で政治に参加しているかや、各政党を支持しているのを目にすることで、僕たちも政治に関わろうとか、関わっていいんだと思ってほしい」(油口代表) 政治に関心をもつ若者の姿をSNSで動画で投稿し、同世代の若者にも選挙への興味を持ってもらいたいといいます。