未来のスター!? 欧州下部組織でプレーする日本の逸材10人。日本代表候補たち
DF:チェイス・アンリ 生年月日:2004年3月24日 所属クラブ:シュトゥットガルトⅡ チェイス・アンリはこれからの日本代表の守備を牽引していく存在となるかもしれない大型センターバックだ。チェイスは尚志高校在学中から圧倒的なポテンシャルを発揮し続け、世代別日本代表に選出されるなど注目を集めてきた。複数の国内クラブが獲得を望んでいたとされていたが、高校卒業後はJリーグを経ずにブンデスリーガのシュトゥットガルトへの加入を選択した。 チェイスは188cmの体格を活かした強度の高い対人守備を魅力としている選手だ。シュトゥットガルト加入後は主にセカンドチームでプレーしている。初年度の2022/23シーズンこそ負傷の影響もあって出場は12試合とプレー時間は限られたものとなってしまったが、今季に入ると主力として定着した。 2024年に入ると、ブンデスリーガ第20節のフライブルク戦以降、たびたびトップチームのベンチメンバーに名を連ねるようになった。ここまでトップチームデビューは果たせていないが、ドイツで着実に成長を遂げていることがうかがえる。今季中にブンデスリーガデビューを果たすことができるだろうか。
DF:バンデラ吉田健太(ばんでら・よしだ・けんた) 生年月日:2008年5月5日 所属クラブ:レアル・ベティスU-16 スペインで生まれ育ち、レアル・ベティスのカンテラ(育成組織)でプレーしている日本人選手がいる。サッカーU-16日本代表のバンデラ吉田健太だ。スペイン人の父と日本人の母の間に生まれ、幼い頃から地元のクラブでサッカーに親しんできた吉田はベティスにその才能を見込まれた。 現在レアル・ベティスのU-16チームにあたるカデーテAに所属している吉田は、ポリバレントにサイドバックとセンターバックとしてプレー可能なDFだ。吉田は日本代表とスペイン代表の双方でプレーする資格を有していたが、日の丸を背負って戦うことを選択した。 2024年2月に行われたU-16アルガルベカップを戦う唯一の海外組メンバーとして世代別日本代表に初招集されて注目を集めると、翌3月のモンテギュー国際大会を戦うメンバーにも名を連ね、U-16メキシコ代表戦、U-16チェコ代表戦ではスタメン出場している。スペイン出身のため言語の壁はあるようだが、左サイドバックとして着実にこの年代で実績を積んでいる。 吉田はこのまま成長し、目標としているトップチーム昇格を果たすことができるか。将来のA代表候補として、今後の活躍が注目される選手である。