未来のスター!? 欧州下部組織でプレーする日本の逸材10人。日本代表候補たち
DF:松田隼風(まつだ・はやて) 生年月日:2003年10月2日 所属クラブ:ハノーファーⅡ U-20サッカー日本代表の松田隼風は昨夏よりヨーロッパに挑戦している。JFAアカデミー福島出身の松田は2022年に水戸ホーリーホックでプロキャリアをスタートさせた。プロ1年目から出場機会を得てきた松田は世代別日本代表でも常連メンバーとしてプレーしている。その才能を見込まれて、水戸と業務提携を結んでいるハノーファーのセカンドチームへ期限付き移籍することとなった。 松田はスピードと縦への推進力を持ち味にしている攻撃的な左サイドバックだ。ドリブルや左足からのクロスを武器にしており、チャンスを創出することに長けている。ハノーファーのセカンドチームではリーグ戦第3節でデビューして以降定位置を掴んでおり、ここまで22試合出場2ゴール1アシストの成績を残している。 松田はトップチームではプレーしていないが、初挑戦の欧州で着実に研鑽を積んでいると言えるだろう。現状、期限付き移籍は2024年6月までとなっているが、今後もヨーロッパでの活躍が期待される若手選手の一人である。
DF:前田ハドー慈英(まえだ・はどー・じえい) 生年月日:2004年4月2日 所属クラブ:ブラックバーン・ローヴァーズU-21 前田ハドー慈英はイングランドで研鑽を積み、着実に成長を遂げている選手である。前田はイギリス人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を香港で過ごした。香港では今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場した強豪・傑志の育成組織で育ち、12歳でサッカーの母国イングランドに渡ってブラックバーン・ローヴァーズのユースでプレーするようになった。 前田は右サイドバックを主戦場としている。豊富な運動量を活かした上下動が持ち味で、攻撃においても存在感を発揮することができる。また、ポリバレントさも特徴としており、右サイドバックにセンターバック、守備的MFでもプレー可能だ。 前田はブラックバーンで順調にカテゴリーを上げながらプレーしており、現在はU-21チームで主力として活躍している。そのルーツから複数の国籍を有している前田であるが、2022年のモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)でU-19日本代表として日の丸を背負ってプレーした。クラブのトップチームデビューはまだ果たしていないが、このままステップアップしてA代表に絡んでくることもあるだろうか。
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