【ソフトバンク】板東湧梧、今オフ最大タイ20%減でサイン 1軍登板ゼロ→現在は「面白いように」良化
ソフトバンクの板東湧梧投手が12日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の4000万円から800万円減の3200万円でサインした。現時点では田浦文丸投手と並び、チーム最大幅の20%ダウンとなった(金額は推定)。 【プロフィール】 板東湧梧の過去成績、年俸 今季は2年連続で開幕ローテから外れ、シーズン序盤に背中を痛めるなどした結果、ルーキーイヤーの2019年以来5年ぶりに1軍登板ゼロ。2軍でも14試合で3勝2敗、防御率3・88と不本意な成績に終わった。「来季も期待している、復活した選手を何人も見ていると言っていただいた」と交渉相手の三笠GMからエールを送られた事を明かした。 現在は大阪で「神経の伝達回路を良い方向に導く」というトレーニングを実践中。1月の自主トレも例年、和田毅さんらと行っていた長崎の「TEAM21」を離れて、大阪で行う予定だ。今季は直球の球速不足に悩んだが、方向性として間違っていたというウェートトレをリセットし、ウォーキングなどの取り組みを行うことで「面白いように感覚が良くなっている」という。「今季のMAXは145キロで、昨季は153キロ。楽観的かも知れないですが、(来季は)150キロ出るんじゃないか」と自分自身に期待していた。 今季はシーズンを通して福岡・筑後市のファーム施設で過ごした。球団への要望は酷暑対策。「水風呂の改善と、ベースボールTシャツ(練習着)が黒なので『白がいいな』と伝えました」。水風呂は多人数が入るため、氷を入れるなどの対策を行ってはいるが常に生ぬるい温度になっていたという。「循環の機能としていいものが入ったらうれしい」としたが、来年は筑後とは無縁のシーズンを送りたいところだ。
報知新聞社