たばこ大国フランスだけど…英国女子代表も五輪ルール順守「今週は吸わない」
◇パリ五輪 女子 事前(6日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72) 【画像】頭に赤いシュシュ 6月「全米女子オープン」でのチャーリー・ハルの動画はSNS上で大いに話題となった。練習場まで歩く途中にギャラリーの少女からサインを求められ、ファンサービスを実施する傍らで口にタバコをくわえていた。これまでもラウンド中の喫煙がたびたび目撃されてきた。 英国代表として出場するパリ五輪。経済協力開発機構(OECD)の2019年のデータによると、フランスは毎日喫煙する15歳以上が24%と先進7カ国でワースト1位の“タバコ大国”でもある。「いつもはコースで吸うけど、今週は吸わない。許されないと思うから」
パリ五輪の安全衛生ガイドラインでは指定された場所以外での喫煙を禁止しており、国際ゴルフ連盟(IGF)のオリンピックゴルフレギュレーションでもIOC(国際オリンピック委員会)のポリシーに従うとしている。そして、ロープ内は禁煙エリアに当たる。 普段のようにタバコを吸えないことがプレーに影響を及ぼすか聞かれると、「そう思うわ」とうなずいて続けた。「(喫煙すれば)少しリラックスできるから。でも、それ(ロープ内は禁煙)が現実よ」。はっきりと残念がりつつ、ルール順守を強調した。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)