センバツ開幕1カ月前 大垣日大 大舞台に向け、紅白戦で白熱 /岐阜
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社・日本高校野球連盟主催)の開幕1カ月前となった18日、大垣日大ナインは神戸町にあるチームのグラウンドで紅白戦をして実戦感覚を養い、大舞台に向けて気を引き締めた。 紅白戦ではエースの右腕・山田渓太や左の矢野海翔(いずれも2年)らが登板した。山田は持ち味の伸びのある速球で三振を奪い、矢野は変化球を効果的に使って打者を抑えた。野手は連係を確認。外野からの中継が乱れると「正確に投げろ」などと厳しい言葉で指摘し合い、攻撃ではタイミングを合わせて鋭くスイングすることを心掛けた。 内野手が難しい打球をうまく処理すると「よし」と大きな声を上げた阪口慶三監督(78)は「エラーのない鉄壁の守備陣にしたい。開幕までのあと1カ月で、さらに鍛える」と宣言した。 グラウンドでは選手の保護者ら約20人が練習を見守った。副主将の米津煌太(2年)の母ルナさん(49)は「ピッチャーの球速や打球を見ると、昨秋からの成長を感じる。センバツでは全員で力を合わせて練習の成果を出してほしい」と活躍を期待した。【黒詰拓也】