沖縄キャンプスタート 広島カープ 41人のサバイバル 地元歓迎式で新井監督が島内颯太郎に無茶振り 九里亜蓮はいきなり120球 内間も河野も好調
1軍キャンプ切符を手にした41人によるサバイバルの日々がスタート。午前中から20℃を超えた暖かい空気の中、熱気を帯びたのはブルペンでした。 大瀬良大地 が、58球を投げれば…、同期の 九里亜蓮 は、その倍以上となる120球。初の開幕投手をめざす男が、日南に続き、バッターやカウントをイメージしながら濃い内容のブルペンを過ごしました。 広島カープ 九里亜蓮 投手 「1回は100球を超えた球数を投げようという思いで、キャンプに入る前からイメージはしていたのでプラン通りです。去年のシーズンが終わってからフォーム(歩幅)をちょっと変えてやってきている中で、実戦の中で試すところは試していきながらになると思いますけども、結果のところも自分の中でこだわっていきながらやっていきたいと思います」 そして、ルーキーにとっては生き残りをかけた競争の日々―。北海道出身のドラフト3位・滝田一希 は、生まれて初めての沖縄。暑さには慣れが必要かもしれませんが、監督が見守る環境には慣れてきたと47球を投げ、あす16日の実戦形式の登板へ備えました。 広島カープ 滝田一希 投手 ― 沖縄でのブルペンはいかがでした? 「暑い。暑いっす。2月に20℃でるの初めてなので。でも、暖かい場所できょうはちょっと風が吹いているので気持ちよくできました。アピールしていかないといけない立場ですし、その中でもあせらず、けがに気をつけながら一番、やっていくことが重要なので体作りをメインにいろいろと先輩がたやコーチの人と話しながら技術や精神的にもそうですけど成長できればいいなと思います」 グラウンドでは、実戦形式の練習が行われました。マウンドに上がった1人が、楽天から現役ドラフトで加入した 内間拓馬 。ふるさとの沖縄でアピールしたいところ。きょうは25球の制限がある中、13人と対戦し、被安打3という内容でした。 広島カープ 内間拓馬 投手 「収穫の多い実戦形式の練習だったなと思います。バランスを意識した中で、特にぼくの中でスライダーの感触があまり日南のときにはよくなかったんですけど、(きょうは)実戦の中でチャレンジしてみて感触がすごくよかったので、そこは一番の収穫かなと思います。ことしは絶対に優勝して、また来年、この沖縄キャンプに戻ってきたいと思っていますし、そのための1つのピースとして活躍できるようにがんばりたいと思っています」