【神崎 恵さん】40代にちょうどいいメイクとは?「大人こそ心地よく、伸びやかなメイクの方が似合う」
神崎 恵 「ちょうどいいPlusメイク」
年齢を重ね、時代も変わる中で、お洒落の基準が変わってきた、と語る神崎 恵さん。大人こそ頑張りすぎず、心地よさや伸びやかさを最優先にメイクすべき──。そんな哲学を披露します。 【写真】神崎 恵さんのカジュアルに装う日のメイク
ジャケットを羽織る日 ひとさじの柔らかさで洗練の大人顔に
“20代が頑張ったメイクをすると、直球の可愛さがありますよね。でも、大人になるとその頑張りが変な“圧”になってしまうことがある。大人こそ心地よく、伸びやかなメイクの方が似合うんです。私が格好いいなと思う大人の女性は、あまり色を使っていない印象。その人の体温や匂いまで伝わってくるようなメイクなら、全身とのバランスも取りやすい。ジャケットをさらっと羽織る日なら、格好よさに丸みを加えたメイクを。大人になるにつれ、そういう自分も好きだなと気づいてきました” ──By Megumi
(A)美容液と融合したようなケア効果で、極上のツヤ美肌に。メイク感のない薄膜のナチュラルさで、多くの美容賢者を虜にした名品。エッセンス スキングロウ ファンデーション SPF30・PA+++ 30ml 全12色 各¥7590/SHISEIDO (B)ともすると主張が強くなりがちなグリーンにグレイを含ませることで、洗練されたカラーに昇華。ゴールドを重ねると格好いい秋の目元に。ルナソル アイカラーレーションN 03 ¥7700/カネボウ化粧品 (C)ほんのり黒を感じさせる絶妙なブラウン。先端がシュッと細くなるので“盛った”感のないたおやかなまつ毛に。ディーアップ パーフェクトエクステンションマスカラ ピュアブラウン ¥1650/ディー・アップ (D)肌と一体化して溶け込み、ほのかに温かみがにじむソフトベージュ。インウイ チーク 04 ¥6050/資生堂(限定色) (E)柔らかさや優しさを口元に添えるコーラル。フルーツオイル配合でツヤたっぷりだから、ほんのり華やかさが漂う。ラブシャイン リップスティック 200 ¥5940/イヴ・サンローラン・ボーテ (F)繊細な眉毛もキャッチし、立体感ある眉を演出。透け感のある黒が、自眉となじんで自然な仕上がりに。レナレビ クリアブラックマスカラ ¥4180/JULIA IVY 1. チークの立ち位置を変える。纏いたいのは“気配”だから 大人になるにつれて、チークの立ち位置が変わったと神崎さん。「チークをのせない日もあるし、気配だけで作る日もあるし。選ぶとしたら、コーラルに近い柔らかいピンク。ほんのりと淡く発色するチークが、自分の肌と混ざりあった時の一体感がすごく好きになりました」 2. 知性を携えて肌を使い分ける 「若い頃は、一点の曇りもない肌を目指してベースを重ねていましたね。今は、お洋服やポイントメイクの色に合わせていくつかの肌を使い分けるようになりました。さらりとパンツをはく日なら、ケアしたてのようなミニマムな肌に」。服ありきの肌作りが大人メイクの秘訣。 3. まつ毛を上げすぎない。大人の綺麗さ、余裕を意識 「20代の頃は、まつ毛はがっちりCカールしないとメイクが終わらない、と思っていたんです。でも、ビューラーなしだからこそ出せる“大人の余裕”があるなと気づいて。そうするとマスカラの選び方も変わる。今はしなやかさを出せる、黒に近いブラウンのマスカラが気分」 【How to makeup】 (A)のファンデはブラシでごく薄膜に。(B)の右上を上まぶた広めにのせ、左下を上まぶた中央にふわり。右下のブラウンをアイライン代わりに。(C)はノービューラーで、上から下へ下ろすように塗る。(D)を大きいブラシにとり、顔の内側に少量入れて可愛く。(E)は平筆で、輪郭よりややオーバーめにオン。(F)で眉の毛流れを整えて、立体感を。凛としたムードに。 MAQUIA 10月号 撮影/柴田フミコ(モデル) 橋口恵佑(物) メイク・モデル/神崎 恵 ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子 取材・文/高見沢さとこ 撮影協力/UTSUWA 構成/山下弓子(MAQUIA) ジャケット¥39600、パンツ¥29700/エトレトウキョウ タンクトップ¥27500/フィルム(Sov.) ピアス¥64900(モニス)、バングル¥11550(エイチアッシュ)/フォーティーン ショールーム ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。