もう数年、実家が売れない状態です。固定資産税もかかるし大変なのですが、なにか対策はありませんか?
相続等をきっかけに、実家を引き継ぐケースは少なくありません。しかしながら、住む予定のない住宅の場合、引き継いだ人にとってはお荷物になってしまうことが考えられます。実際に売却を試みていても、なかなか売れずに固定資産税ばかりを払ってしまうことになり、マイナスの財産になってしまいます。そのような場合、どのようにすればよいのでしょうか? ▼亡くなった母が私名義で「500万円」を遺してくれていた! 名義は自分でも「相続税」はかかる?
販売価格や販売方法を再度考えてみる
引き継いだ財産が、マイナス財産になってしまうという話はよく耳にします。引き継いだものがマイナス財産にならないよう、早く売却したいと考えている人は少なくありません。 とはいえ、不動産は高額な買い物となるため、すぐに買い手がつくとはかぎりません。そのような場合は、どのように対処すればよいのでしょうか? ■販売価格の見直しをする 不動産が売れない原因としては、立地の良しあしや物件の設備等が購入者の希望にあっていないということが考えられます。そのような場合に取り組むべきことは、販売価格を見直すことです。 売れない理由は複数の要因が絡み合っていることが多いのですが、単純に周囲に比べて高ければ売れません。売りたい価格と売れる価格は違うということを認識し、販売価格が適正であるのか、見直ししてみましょう。 ■販売方法を変更する 販売方法は、不動産会社によって違います。広く多くの人に知ってもらうために、自社のホームページで掲載してもらう以外にも現地の販売会を行ってもらう、チラシを作成しポスティングしてもらうなどがあります。 こういった場合、どのような営業活動をしたのか、週に1回もしくは2週間に1回、不動産会社から実施報告があります。このようにしてほしいという要望があるなら、担当者に相談してみましょう。 また、販売している不動産会社そのものを変更することも考えてみてもいいでしょう。地元の不動産会社のほうが融通は利く、市場を把握しているといったケースが多いのですが、遠方であってもノウハウを持っている不動産会社の場合であれば、成約に結びつくことは少なくありません。 その他にも、売れやすいように内装を直す、水回りを最新の設備に変えるなどの方法もあります。