「42歳のおじさんが未経験で客室乗務員に」20年越しの夢を掴んだ男性の報告にSNSが沸いた日とハードな研修に挑む現在の姿
その後も、元々私がCA職に興味を持っていて、語学の才能も知っている友達が、「挑戦してみたら」と時々言ってくれることはありました。今回はIT職での就職活動の難航もあったため、今まで以上に激励してくれたんです。 また、たまたまその友達のパートナーが元客室乗務員をやっていたことから「君なら絶対に採用されるはずだから!」と、今までのホテルの経験や話し方など見てそう思ってくれたのか、声をかけてくれました。募集要項を見たら必要条件を満たしていたので、チャンスがあるならやってみようと、思いきって応募しました。
── 客室乗務員に応募してどのような流れで進んでいったのでしょうか? 空飛ぶおりょうさん:友人に激励されたのが2月1日で、翌日の2月2日にWebで航空会社に履歴書を送信しました。その日のうちに航空会社から連絡があり、5日後の2月7日に面接することになりました。2月28日に航空会社から正式な雇用オファーを受けとり、3月26日にCAの研修がスタートしました。
■想像以上にハードな研修 ── 研修がスタートされていかがですか?
空飛ぶおりょうさん:思っていた以上に、本当にハードです。研修がある日は、正午から夜8時まで会社で研修を受け、帰宅後は深夜と出勤時間まで勉強します。最初の6か月間は見習い期間で、テストは5月末まであります。この間に行われるすべてのテストに合格しないと本採用にならず、必死に勉強しています。 ── テストはどんなことをするのでしょうか? 空飛ぶおりょうさん:たとえば飛行機のドアの緊急時の開閉の実技試験がありました。私は無事に合格できましたが、CA経験者でも落ちてしまうクラスメイトもいました。
── クラスメイトにはどのような人たちがいますか? 空飛ぶおりょうさん:3つのクラスがあり、それぞれ約25人で構成されています。参加者の年齢は20代から50代以上までさまざま。同僚との会話は英語とフランス語です。私のように未経験者から、過去に客室乗務員として働いた経験を持つ人までいて、バックグラウンドはさまざまです。私のクラスメートの中には前職で販売職を務めた人や、旅行代理店、ネイリスト経験者などがいます。
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