「42歳のおじさんが未経験で客室乗務員に」20年越しの夢を掴んだ男性の報告にSNSが沸いた日とハードな研修に挑む現在の姿
42歳で未経験ながら初めて客室乗務員(CA)になったとX(旧Twitter)で話題の空飛ぶおりょうさん(@risetogether_ca)。紆余曲折したキャリアを経て20年越しの夢を掴んだ背景には、自分の可能性を常に否定しないおりょうさんの生き方がありました。 【画像】「こっちまで緊張が伝わりそう!」面接を受ける前日の緊張するおりょうさんなど「これで夢が現実に!」(全6枚)
■当時は男性の募集が少なく…いったんは諦めた夢だった ── 42歳でCAになったことがSNSで話題になりました。念願だった就職とのことですが、まずは空飛ぶおりょうさんのことを少し伺えますか?
空飛ぶおりょうさん:はい。関西外国語大学を卒業後、新卒で日系の大手ホテルに就職しました。その後、ニュージーランドで1年間のワーキングホリデーに挑戦し、いったん日本に戻りましたが、また海外で働きたいという思いが再燃し。31歳のときにカナダのトロントに移住しました。 渡航後、最初の1年半は予め資格を取得していた日本語教師の仕事につき、2014年にカナダのモントリオールに移り、2015年からゲーム翻訳の仕事に携わりました。州の公用語であるフランス語を学び始めたのは33歳のときです。2017年に公認移民コンサルタントとして起業したのですが、2022年にパンデミックの影響で事業を閉鎖。IT関連のスキルを身につけて仕事を探したものの就職は難航していました。そんなときに応募したひとつが今回の客室乗務員の仕事でした。
── なぜ客室乗務員の仕事に就こうと思ったのでしょうか? 空飛ぶおりょうさん:出身大学がCA輩出校で、自然と自分の周りにもCAを目指す人が身近にいたことから、大学時代からこの職業に憧れていました。また、CAに転職したホテルの同期も偶然ですが、同じ大学出身でした。ただ、当時の日本は今のようにLCCなどもなく、大手の日系航空会社では女性に比べて男性の客室乗務員の募集が少なかったかと思います。いったんは諦めた夢でしたが、ずっと心残りでした。
【関連記事】
- 【画像あり】「こっちまで緊張が伝わりそう!」面接を受ける前日の緊張するおりょうさんなど「これで夢が現実に!」
- 藤あや子「え?私がこの水着…?」ウエストは常に60cmをキープ!「還暦ビキニ」で見せた圧巻のボディと1日100回のシャドーボクシングの本気
- ダルビッシュ有の母・郁代「あの子や、あの子!と指を指されて…」教室でも野球でも“ハーフ”と呼ばれ、人に気を許さなかった息子が徐々に心を開いた「1本の電話」
- 「未婚で不妊治療も」26歳で早発閉経と診断された千種ゆり子の6年間と後に結婚した夫との「言葉」
- 「あわよくば晩酌代を」『おんな酒場放浪記』の豪快な飲みっぷりも人気のモデル・倉本康子「”好き”を仕事にするまで」