フェラーリ、暗号資産決済を欧州に拡大へ:ロイター
ロイター通信は24日、高級スポーツカーメーカーのフェラーリ(Ferrari)が7月末までに暗号資産(仮想通貨)決済の規定を欧州に拡大すると報じた。 イタリアのマラネッロに拠点を置くフェラーリは、昨年10月にビットペイ(BitPay)と提携してアメリカで暗号資産の受け入れを開始した。対象となった暗号資産はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDコイン(USDC)。 フェラーリは現在、このプログラムを欧州に拡大し、「ディーラーが顧客の進化するニーズにより適切に対応できるよう支援」しようとしている。ロイター通信が同社の声明を引用して報じた。 同社は、2024年末までに他の市場にもサービスを拡大する予定だ。 暗号資産は投資先として人気があるが、大手企業が決済手段として受け入れるケースはそれに比べると少なく、顧客からの需要がないことが原因と考えられる。暗号資産保有者は、暗号資産の価値が上昇すると得られるはずだった利益を逃してしまうという懸念から、日常の買い物に暗号資産を使いたくないと考えている可能性がある。 これは、同じく長期的な価値を持つ自動車などの高級品では問題にならないかもしれない。 フェラーリもビットペイも、CoinDeskのコメント要請に応じなかった。 |翻訳・編集:林理南|画像:NoName_13/Pixabay|原文:Ferrari to Extend Cryptocurrency Payments to Europe: Reuters
CoinDesk Japan 編集部