井上尚弥戦を熱望するMJ陣営はサウジに期待「なぜならリヤドシーズンと契約したからだ」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)との対戦を熱望するWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)側が〝仰天プラン〟を口にした。 【写真】グッドマンの前に立つ井上尚弥 アフマダリエフはモンスターの指名挑戦者でありながら対戦が実現しないことで、井上を挑発し続けている。そんな中、専門メディア「BOXINGNEWSONLINE」によると、アフマダリエフのマネジャー、ワディム・コルニロフ氏は「井上は世界最高のファイターだ。だからこそ、この状況全体を見て、何が起きているのか疑問に思う。彼(井上)はMJ(アフマダリエフの愛称)を高く評価していて(対戦を)避けたいのか」と改めて主張した。 井上は来年1月24日に延期となったIBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)戦後、4月にWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)との対戦が浮上している。アフマダリエフ陣営はグッドマン戦後の対戦を見据えている中、コロニロフ氏は「これはボクシングの試合をスポーツ界に復帰させるタイプの試合だ。業界内の評価が上がる。誰もが見たいと思う」と切実に訴えた。 その上で「そうなるべきなのだ。(サウジアラビア娯楽庁長官で王族の)トゥルキ・アラルシク殿下がなさっていること。彼はファイターを集めている。おそらく彼は、この状況で助けになるかもしれない。彼がこれらのファイターに気づき、実現させようとしてくれることを願っている。なぜなら井上はリヤドシーズンと組んでいるからだ」と語ったという。 井上はサウジアラビア娯楽庁が主導するリヤドシーズン(総合イベント)と約30億円のスポンサー契約を締結。井上側もいずれはサウジアラビアで試合をする予定という。アフマダリエフ側は、この状況を利用し、ボクシング好きで知られるアラルシク長官が対戦を望めば、一気にマッチメークが成立するという構想だが、果たして実現するだろうか。
東スポWEB