【新日本】内藤哲也と高橋ヒロム 来年1・4ドームでの師弟対決決定に「待ち望んでいたカード」
新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」初優勝を飾った内藤哲也(42)、高橋ヒロム(35)の師弟タッグが、来年1月4日東京ドーム大会での初一騎打ちへ思いを明かした。 内藤とヒロムは8日熊本大会で行われたゲイブ・キッド、SANADA組との優勝決定戦を制し初優勝。試合後のリング上で、来年1・4東京ドーム大会での師弟対決を行うことで合意した。 この日の一夜明け会見ではヒロムが「内藤さんと一緒に組めて、誘ってもらった形で出れて本当にうれしかったですね。結果もついてきて。階級も違いますしね、階級を超えたタッグで優勝。ジュニアの選手が優勝したのはヘビー級のリーグ戦で初の快挙だと。2人で優勝できてよかったなと」と喜びのコメント。内藤も「素直にうれしかったですね。だいたいの方は知ってると思うんですけど、この(練習生時代に)クビになりかけていた高橋ヒロムの練習を見ていたのは俺だと。そういう繋がりみたいなものも多くの人に知ってもらえたと思います」と胸を張った。 内藤とヒロムのシングルマッチは2020年3月大田区大会で決定しながら、コロナ禍で大会が中止となり幻となっていたカードだ。ヒロムは「待ち望んでいたカードであることには間違いないです。ずっとやりたかった、この4年間。待ち続けていましたね。内藤さんがそう思うなら、このタイミングが正しかったのかなと思いましたね。どうなるか分からないですけど、楽しみですよ。まだ1か月くらいあるので、すべてを言いたくないということではなく、深く真剣に考えられない部分はありますね」と感慨深げ。 内藤も「まだタッグリーグ終わったばかりなので、気持ちがそっちに向けてないですけど、決まったのはうれしいですね。東京武道館のタッグマッチが正真正銘の初対決だったので。これって新日本プロレスにおいて稀なことだと思うんですよね。すごく注目されると思うので、その注目される舞台で悔しがらせたいですね。師匠の意地を見せたいです」と力強く宣言した。 例年のWTL優勝チームは1・4ドームでIWGPタッグ王座(現在空位)に挑戦していたが、2人はシングルマッチの道を選択した。師弟タッグの今後にも注目が集まるが、ヒロムは「優勝したら(IWGPタッグに)挑戦しなきゃいけない雰囲気が間違ってたんじゃないかなと。一番強いタッグチームを決めてるわけですから、ここで完結しているわけですよ。興味はなくはないですよ? タッグのベルトは取ったことないですし、それはそれで興味はありますね」と発言。 内藤も「IWGPタッグ王座を持っている(現在は返上)オーカーンとHENAREとのリーグ戦が今回できなかったので、その2人とは対戦してみたいなという気持ちはあります。ただ優勝した後に浮かんだのが、高橋ヒロムとのシングルマッチをやりたいなと。2人でタッグ王座行こうとなれば行くし、違う方に行くなら行かないのかなと。その時の気分ですし、今現在は高橋ヒロムとのシングルに集中したい」とまずは目の前の大一番だけを見つめていた。
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