エース早田ひなが感極まって涙…パリ五輪で棄権の恐怖 苦難続きだった日々によぎったメダルゼロ
日本卓球協会が主催するパリ五輪の報告会が27日、東京都内のホテルで開かれ、2つのメダルを獲得した女子のエース早田ひな(日本生命)=北九州市出身=らが出席した。同五輪で早田は女子シングルスで銅、団体では平野美宇、張本美和(木下グループ)とともに、銀メダルに輝いた。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 報告会では感極まって涙するシーンもあった。壇上であいさつした早田は「家族も親戚もみんな見に来てくださっていて…。このままメダルが取れなかったりとか、棄権してしまうんじゃないかっていう気持ちもあった。メダルをもし取れなかったら、来ていただいたのに申し訳ないなってずっと思っていた。ただ試合も始まっていなかったので、自分自身が諦めなければ、1パーセントでも可能性があるのであれば、立ち続けようと思って戦うことができたオリンピックだった」と話した。 その上で「金メダルを3種目で目指していた。4年後のロサンゼルス五輪に向けて、金メダルを取るために突き詰めていかなきゃいけない部分がある。私はパリ五輪を通して、自分よりも、人のために頑張る方がやっぱり好きなんだなと感じることができた。自分に厳しく、そして皆さんの期待に応えられるよう、これからも頑張っていきたいと思います」とあいさつすると、会場から大きな拍手が送られた。 【#OTTOパリ五輪情報】