ノーベル賞授賞式へ高校生平和大使が出発…「内部被曝の恐ろしさ伝えて」被爆体験者訴訟の原告団長が文書託す
ノーベル平和賞の授賞式に出席する高校生平和大使の出発式が7日、長崎市の県営バスターミナル前であった。長崎県内から長崎東高2年津田凜さん(16)と長崎西高2年大原悠佳さん(17)の2人が派遣される。 【写真】高校生平和大使ら「人間の鎖」で核廃絶願う…長崎市・原爆落下中心地碑
出発式では高校生1万人署名活動のメンバーらが2人に激励の言葉を贈った。被爆体験者訴訟の原告団長を務める岩永千代子さん(88)が「内部被曝の恐ろしさを伝えてほしい」と文書を託す場面もあった。
津田さんは「やっと実感が湧いてきた。過去を今につないでいきたい」、大原さんは「若い人から声を上げるという決意のスタートにしたい」と意気込んだ。