【POG】レガレイラの妹セラドピラールは9月14日の中山で初陣予定(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 さあ今週は新潟2歳Sが行われます。2歳世代2つ目の重賞ですが、マイル戦ということもあり、先々に出世した馬が数多くいる注目レース。今年はどの馬が勝つのでしょうか。個人的に楽しみなメンバーがそろったと思っており、期待が大きいです。 先週の振り返りですが、18日に札幌で行われたクローバー賞はニタモノドウシ(牡、高木)がデビュー2連勝。新馬戦も後方からものすごい脚を使っていましたが、今回も最後の脚力はすさまじかったですね。2着のミリオンローズ(牝、萩原)もいい走りをしたと思いますが、相手が悪かった印象。もう少し距離が延びても対応できそうですし、楽しみな存在となりました。 18日の新潟芝1800mの新馬戦はパッションリッチ(牡、久保田)が好位から抜け出して勝利。スローペースの上がり勝負となりましたが、しっかりと押し切りましたね。単勝1・3倍の1番人気だったプリモシークエンス(牡、木村)は3着。2番人気のチェンジオブハート(牡、田中博)は4着でしたが、どちらも変わってきそうなタイプ。次走以降に注目ですね。 17日の新潟ダート1800mの新馬戦はジャナドリア(牡、武井)が勝利。4着以下がバラバラのゴールとなったレースでしたが、上位がかなり強かったということでしょうか。各馬の次走にも注目しておきたいところです。 18日の新潟芝1800mの未勝利戦ではシルバーレイン(牡、萩原)がいい勝ち方を見せました。母がノームコアで血統的にも注目されていた馬ですが、デビュー戦とはレースぶりが一変しましたね。この内容なら上のクラスでも非常に楽しみです。 17日の札幌芝1800mの未勝利戦は母にショウナンパンドラを持つショウナンサムデイ(牝、奥村武)が勝利。一度使ったあとにいい変化を見せてくれました。のちに活躍する馬はこういう成長を見せてくるタイプ。今後が楽しみです。 POG取材の時から少し気になっていたファンダム(牡、辻、父サートゥルナーリア、母ファナティック)が順調に追い切りを消化しています。デビューは9月8日の中山芝1600m。どういう走りをするか注目しています。同じキャロットFのマイスターヴェルク(牝、勢司、父ドレフォン、母マスターワーク)も同レースを予定しています。 ファインルージュの全妹ハーバードスクエア(牝、木村、父キズナ、母パシオンルージュ)が美浦に帰厩。9月15日の中山芝1600m(牝馬限定)でのデビューを予定しています。 レガレイラの異父妹セラドピラール(牝、稲垣、父シュヴァルグラン、母ロカ)も帰厩済み。9月14日の中山芝2000mでのデビューを予定しています。(馬サブロー美浦支局・木村)