吉野家が新業態「カレー専門店」 最大サイズは総量1.5キロ
吉野家は12月に新業態となる「カレー専門店 もう~とりこ」と「から揚げ専門店 でいから」を開業する。新業態はいずれも吉野家の食材を一部活用し、牛丼屋とは異なるアプローチを図る。 【画像】「オム玉ビーフカレー」「カリカリから揚げ」など吉野家の新業態メニュー(全6枚) 「もう~とりこ 浅草中央店」(東京都台東区)は12月1日にオープンする。 吉野家の牛丼の牛肉と玉ねぎを使った「ビーフカレー」「スパイシービーフカレー」「バタービーフカレー」の3種類のルーを展開。カレーを注文したお客には、フライドオニオン、食べるラー油、玉ねぎのアチャールなど6種類の副菜から2種類を無料で付ける。 ご飯の量は200グラムから最大1キロまで6種類から、からさは5段階から選べる。ごはんの量を1キロにした場合、カレーの総量は1.5キロになるという。ご飯の代わりにじゃがいもを使用した「じゃがごはんビーフカレー」も用意した。 インバウンド客の利用も意識し、店内にスーツケース置き場も設ける。
から揚げ専門店は12月19日オープン
「でいから 環状4号線下瀬谷店」(横浜市)は、12月19日にオープンする。吉野家のから揚げの鶏肉を使用した「カリカリから揚げ」を中心に、ゴマとしょうゆのスパイスを効かせた「一番ダレ」や、「おろしポン酢」など、7種類のフレーバーメニューを用意する。 から揚げとの併売を狙う商品として、「おにぎり」や野菜を使った「彩り小鉢」も提供する。おにぎりの具は、「ツナマヨ昆布」「炙り鯖」「柚子香る鮭マヨネーズ」など10種類、彩り小鉢は「ブロッコリーおかか胡麻和え」「味噌たたききゅうり」など9種類のメニューをそろえる。 おにぎりとから揚げ、スープをセットにした定食メニューも展開する。定食のご飯は大盛は無料に変更できる。その他、子ども向けメニューやパーティシーンを想定した大型サイズメニューも用意する。 いずれの業態も直営で運営し、今後のフランチャイズ展開は未定だという。同社の広報担当者は、「2業態ともに、3年で10店舗展開を念頭に置いている。しかし、まずはこの12月に開業する1店舗目をしっかりと運営できる状態にしたい」と意気込んだ。
ITmedia ビジネスオンライン