じつはいまフリマアプリで「海外との取り引き」が簡単にできるようになっていた…!
日本は「趣味大無双消費」の場
Buyeeを運営するBEENOS株式会社は、2024年の越境EC消費のキーワードを「趣味大無双消費」としています。日本にはいろいろな趣味を持っている人がいて、それにあわせて機能性や品質、独自性、価格など複数の面で工夫されている商品がたくさんあります。 日本のアニメやマンガは海外でも支持を集め、ホビーやレジャー、ビューティーなど幅広い分野で海外からの熱い視線が注がれています。海外の消費者にとって日本は趣味大国無双状態にあるといってもいいのでしょう。
越境ECで人気になる商品ベスト3
BEENOS株式会社が発表した越境ECのカテゴリ別ランキング(2024年・購入件数順)では、 1位:トレーディングカード 2位:おもちゃ・ホビー・グッズ 3位:ファッション となりました。実はこれまでは「おもちゃ・ホビー・グッズ」が不動の人気カテゴリでしたが、2024年はそれを抑えて「トレーディングカード」が1位に。 メルカリが2024年8月29日に発表した「越境取引2024年上半期トレンド」でも「ポケモンカードゲーム」が取引金額で1位になっています。 そしてBEENOS株式会社のトレーディングカードの人気商品でも、ポケモンカードが1位、ついでK-POP、その他、遊戯王(複数シリーズを含む)となっています。トレーディングカードというとポケモンカードを思い浮かべますが、日本のプロ野球や女子プロレスなどのカードも取引されているそう。人気の選手はもちろんですが、意外とマニアックな選手を探している海外消費者もいるようです。
「推し活」が大きな影響力を持つ
またおもちゃ・ホビー・グッズでは「推し活」が大きく影響をしています。例えば日本限定のアイドルグッズやフィギュア、アクリルスタンドなども人気商品になっているのです。 もちろんアニメの推し活も盛んで、BEENOS株式会社が行なった「日本のソフトパワーと越境ECの購入意向に関する意識調査」で2024年に初めて越境ECを利用した人に、どの分野の商品を購入したのかを質問したところ(単一回答)、アニメなどのキャラクターグッズが約30%でトップとなりました。 日本のソフトパワー、そして推し活が越境ECの根幹にあることが見受けられます。