バレー女子 絶対に負けられない世界ランク格下の韓国と12日決戦 古賀主将「まずは最大集中」
バレーボールのネーションズリーグ女子1次リーグ福岡大会は11日、北九州市・西日本総合展示場で開幕した。日本はきょう12日の初戦、韓国戦に備えて試合会場で公開練習を行った。主将の古賀紗理那(28=NEC)がパリ五輪出場権を懸けた最後の4試合に臨む決意を語った。 【写真】スパイク練習を行う古賀紗理那 取材エリアに姿を見せた古賀は「あと4戦で出場権を獲れるか、獲れないかが決まる。明日、まずは最大集中してプレーしたい」と話した。現在、日本は6勝2敗。世界ランク6位で五輪出場圏内をキープしている。 世界ランクのポイントは勝てば加算、負ければ減少するが、相手の世界ランクや獲得セット数などでも増減がある。韓国は世界ランク38位と格下のため3―0勝利でも加算ポイントは少なく、セットを奪われれば、さらに減る。逆に敗れれば失うポイントも大きく、絶対に負けられない相手だ。 今大会1勝7敗と低迷する韓国には直近2戦ストレート勝ちも東京五輪ではフルセット負けした苦い思い出がある。古賀は「速いBクイック、サイドの攻撃があるのでサーブでパスをオフにしたい」とサーブを攻略の鍵に挙げ「プレッシャーはあるけど、パフォーマンスをしっかり出したい」と力を込めた。 (福永 稔彦) ▽パリ五輪への道 出場枠は12。開催国フランス、昨年の五輪予選を勝ち抜いたトルコ、ブラジル、ポーランド、米国、セルビア、ドミニカ共和国の計7カ国が決定済み。残り5枠は17日付の世界ランクで決まる。最優先は出場決定国のない大陸(アジア・オセアニア、アフリカ)の最上位国。日本はアジア・オセアニア最上位か、出場権を得ていない国の中で上位3番目以内に入ることが条件。現時点で世界ランク7位の中国を上回る同6位の日本は五輪出場圏内にいる。