福井県内がインフルエンザ流行期入り、例年よりやや早く 年代別の感染者は10歳未満が最多
福井県は10月30日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。27日までの1週間に県内39の定点医療機関から報告された患者数が1定点当たり1・08人となり、流行開始の指標である1・0人を上回った。 県保健予防課によると、21~27日に定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は計42人で、前週の26人(1機関当たり0・67人)から約1・6倍に増えた。 地域別では奥越が1定点当たり3・00人、二州2・40人、永平寺町1・50人、若狭1・33人、坂井1・20人、福井市0・33人、丹南0・13人。年代別の感染者数は、10歳未満が24人と最も多く、60代4人、40代と50代がともに3人、30、70代、80歳以上が各1人となっている。 県内の流行期入りは昨季より1カ月ほど遅いが、例年と比べると、やや早いという。県は、手洗い、人ごみを避けるなどの対策や、症状がある人は必ずマスクを着用するなど「せきエチケット」を呼びかけている。
福井新聞社