【一転冬へ】“最遅夏日”から週明け急激な冷え込み…「鍋料理」恋しくなるも野菜高騰で懐さらに寒く(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
静岡県内は、17日の夏日から一転、19日は各地で朝から厳しい寒さとなりました。これから本格的な冬の到来で、鍋が恋しい季節になりますが、一方で具材となる野菜の高騰も気なります。 17日、浜松市や磐田市などで”最も遅い夏日”となるなど、季節外れの暑さとなった静岡県内。しかし、19日は一転して…。 (横山 明浩 記者) 「富士宮の田貫湖です。今朝の冷え込みで、まわりの木々も色づいてきました」 早朝から各地で冷え込み、午前7時過ぎの富士宮市の田貫湖では、防寒着を羽織って散歩や釣りをする人たちの姿が見られました。近くにあるこのドライブインでは、温かいお餅で暖を取る人も。 (客) 「寒いところで食べる暖かいものは身に染みる」 県内の19日の最低気温は、静岡市清水区で10.6度、浜松市中央区で9.5度、御殿場市で4.9度など、県内19の観測地点のうち5地点で今シーズン最低を記録。冬の足音は市街地にも近づいています。 (増田 大記 記者) 「午前8時のJR静岡駅です。先ほどから日差しが出ていますが風が冷たく寒さを感じます」 通勤・通学時間帯のJR静岡駅前では、コートやマフラーで防寒対策をする人の姿が多くみられました。 (60代) 「家の中はそんなに寒くなかったけど、朝新聞を取りにいくときに寒いなという感じがした」「朝起きるのが辛くなってきましたね」 (50代) 「きのうまで半袖だった」「ことしは11月になっても秋という感じは無かった。きょう、いきなり寒くなってきた」 午前8時過ぎから日差しが出て、少し寒さが和らいだ静岡市内、その後も寒さは続きましたが、なかには”真夏の装い”の人も…。 (高校3年生) Q.寒くないですか? 「全然寒くはないです。いつも12月までこんな感じなので」「もはや気持ちいいですね、風が」 (高校3年生) 「おかしいと思います」 そんな 寒い時期に食べたくなるのが「鍋料理」。静岡市葵区にある田子重瀬名店では、本格的な鍋シーズンの到来に備え2024年も豊富な種類の鍋つゆが店頭に並んでいます。しかし、鍋料理に欠かせない具材にある問題が…。 (白鳥 貴久 記者) 「寒くなり、鍋の季節がやってきましたが、ことしは野菜の価格が高騰し、家計を圧迫しているということです」 厳しい猛暑や残暑が続いた影響で価格が高騰。特にキャベツや白菜などが影響を受けているといいます。 (田子重セナ店 遠藤 亨さん) 「全体的に上がっていますね。キャベツは3倍ぐらい、白菜は1.5倍くらい」 ”鍋のお供”が軒並み値上げしたことで、商品の売れ行きにも変化が。 (田子重セナ店 遠藤 亨さん) 「キャベツの場合だと、1個で買うよりも2分の1とか4分の1で買う人が多い。普段はそんなには売れないんですけど、ここにきてそっちのほうが販売数が増えています」 この高騰に買い物客からは悲鳴が上がっています。 (客) 「高いですよね、どうしても、しょうがない」「大変ですよね、みんな家計が」 (客) 「キャベツは本当に上がっている。上がったまま下がらないですよね」「キャベツは買わずに白菜で鍋を作るとか変えていかないと」 この価格の高騰は、どの程度続くことが予想されているのでしょうか? (田子重セナ店 遠藤 亨さん) 「今月いっぱいは続くと思います。12月になれば落ち着くと思います」 多くの野菜が高騰していますが、一方でシイタケなどのキノコ類は高騰していないとお店の方は話していました。2024年の冬は、いつもとは違う鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか。