雛形あきこさん(46歳)グラビアを始めた驚きのきっかけは「突然自宅にかかってきた電話」!?|美ST
「あなたがやりたいようにやらせてあげる」大の大人に言われたことは初めてでした
今でも不思議に思います。まだたったの15歳で、何者でもないただの子供だった私に、何の根拠もなく野田さんはどうしてあんなにも熱意を持ってくれたのか…。野田さんはまず、私をグラビアで世の中に認知してもらう、とおっしゃっていました。そのためにグラビアで写真集を作ろう、と。グラビアで人気を確立したら、必ず私が興味を持ち始めた俳優業をできるように、とも。とはいえ、人を見かけで判断するのは良くないけれど、あの風貌ですからね(笑)。怪しさ満載で、「一緒にはできないかも…」と最初は思っていましたが、本当に熱心でしたし、「あなたがやりたいようにやらせてあげるから」なんて、大の大人に言われたことは生まれて初めてでした。単純に嬉しかったし、野田さんと話していくうちに、次第に夢が広がっていくのを感じたんです。ファミレスで1時間くらい話し合いました。同席した母の応援も私の背中を押してくれて、それから野田さんと一緒に仕事をすることになったんです。
「遊びに行きたい」「仕事を辞めたい」と思う暇すらないほど多忙な日々に
元々グラビアの仕事はちょこちょこやらせていただいていたので、抵抗感とかは全くなかったです。野田さんの戦略通りグラビアの活動を本格的に開始してから、ありがたいことに目まぐるしく忙しくなっていきました。俳優以外のお仕事もどんどん舞い込んできて、当時歌を歌ってCDを出したこともあります。 そして私の青春とも言える「めちゃ×2イケてるッ!」が始まり、忙しさに拍車がかかるばかりでした。同世代の子達と遊びに行くということはできませんでしたが、あまりにも色んなことを経験させてもらえていたので、仕事をしているほうが普通に遊ぶよりも刺激的で楽しかったんです。だから「遊びに行きたい!」とは思わなくて。そう思う暇すらなかったというか(笑)。仕事を辞めたいと思ったこと?ないですね。とにかく必死で、立ち止まる選択肢なんて思いつきもしませんでした。どの現場でも、上手くできなくて落ち込んだり、思惑以上に良くできて内心ガッツポーズをしたりの繰り返し。目の前のことに精一杯で、将来のビジョンを描くこともなく、あっという間に月日が過ぎていきました。