今年の一皿・インバウンド賞は「プレミアムラーメン」 外国人観光客の“忘れられない一皿”は?
日テレNEWS NNN
1年の世相を反映した「今年の一皿」が3日に発表され、「うなぎ」が選ばれました。また今年から、海外から注目されたグルメ「インバウンド賞」が新設されました。何が選ばれたのでしょうか。 ◇ 3日に発表された「今年の一皿」。選ばれたのは… ぐるなび 滝久雄会長 「今年の一皿は、『うなぎ』です」
ニッポンが誇るスタミナ食「うなぎ」です。 完全養殖の実用化に向けた研究の進展のほか、お手頃価格のうなぎチェーン店の台頭など、高級食材ながらも、以前より気軽に味わえるようになったことなどが理由に挙げられています。 その年の世相を反映した「食」を選ぶこのイベント。今年新設されたのが、外国人観光客から特に注目された日本食に贈られる「インバウンド賞」です。
記念すべき1回目は、豪華な食材を使った“プレミアム”なラーメンが選ばれました。 ぐるなび「今年の一皿」実行委員会事務局 三橋茉季さん 「インバウンドの人気と円安の追い風を受けて、改めて日本の質の高いラーメンが再評価されている」 ◇ 外国人から熱視線を浴びるのは、プレミアムなラーメンを提供する店。そのお値段は一杯4000円。“ラーメンの常識”を打ち破りました。スープはブランド地鶏やアサリなどからとった3種類をブレンド。和牛のすき焼きやトリュフが香る味玉などの具材が、別皿で提供されます。
「Japanese Soba Noodles蔦」高嶋裕介シェフ 「一杯でフルコースを楽しめるようなラーメンです」 当初は800円のラーメンを提供していたといいますが、食材にこだわった結果、価格が上がっていったそうです。今では客の8割が外国人で… アメリカから来た客 「ベリーグッド。今まで食べた中で、最高の一杯の1つ」 完成度の高い一杯に魅了されていました。 ◇ ニッポンの食を求めやってくる外国人観光客。そこで「news every.」が街で聞きました。旅行中に食べた“忘れられない一皿”は? ドイツから来た人は… 「ラーメン」「新宿で食べたラーメンです」 大きなノリと肉厚チャーシューが目をひくラーメン。やはりこちらも“プレミアム”だったようで… 「2000円です。とても特別な一杯でした」 ホテルで食べたというカレーを挙げた人も… 「ビーフカレー。ホテルで食べました」。