衆院政倫審に15人出席へ 裏金事件に関与、衆院選で再選の議員全員
衆院政治倫理審査会(政倫審)の与野党協議で、与党筆頭幹事を務める村井英樹氏(自民党)は12日、派閥裏金事件に関与し、自民が出席を呼びかけていた15人全員が政倫審に出席する意向を示したと野党側に伝えた。全員公開で出席する見通し。17日から3日間、50音順で5人ずつ開催する調整を進めている。 【図解】注目の裏金議員の当落、どうなった? 衆院政倫審は5月、旧安倍派を中心とした不記載議員のうち、弁明をしていない44人を審査対象とすることを議決したが、出席者はなかった。10月の衆院選では、44人のうち15人が再選。15人のうち一部は「衆院選を経た。出席する必要はない」などと反発していたが、最終的に出席に転じた。 旧安倍派で「5人衆」と呼ばれた無所属の萩生田光一元政調会長(不記載額2728万円)▽平沢勝栄元復興相(同1817万円)▽柴山昌彦元文部科学相(同896万円)▽稲田朋美元防衛相(同196万円)▽福田達夫幹事長代行(同98万円)――らが出席する見通し。【森口沙織、富美月】