ガソリンが19日にさらに値上げへ 政府の補助金が縮小 家計の負担一段と重く
全国的に高止まりが続くガソリンなど燃料の価格は12月19日にさらに値上げが予想されています。政府が支給してきた補助金の削減に伴うもので、値上げ直前の「駆け込み需要」による混乱を防ぐためにも早めの給油をよびかけています。 ■利用客 「相当な高騰で家計に響いている 130円くらいになると良い」 「上がってきているね 25リットルで4230円 ちょっと高いかな」 高止まりが続くガソリンの価格。 12月9日時点の県内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は177円となっていて、去年7月以降は175円を上回っています。 ■記者 「すでに家計を圧迫している燃料代 こちらのガソリンスタンドには、19日以降店頭の販売価格に影響が出ることが予想されるという張り紙がある 値上げが予想されている」 燃料価格の高騰を受け、政府はおよそ2年前からレギュラーガソリン1リットルあたりの価格が平均で175円程度になるよう補助金を支給してきました。 しかし12月19日に補助が縮小され、さらに1月16日には打ち切られるため、店頭での小売価格は「2段階」で上がると見られます。 ■栄月 セルフ大和田SS 四谷智洋 店長 「当店では11月下旬より利用客に12月19日からの大幅な値上げの予想を知らせてきた」 県石油業協同組合によりますと、店頭での小売り価格は、補助金が縮小・打ち切りとなる12月と1月にそれぞれ5円から6円ずつ値上がりする可能性があるということです。 ■利用客 「今のうちに入れとくといいよと息子に言われて、どうしようかなと思う 私は年金暮らしだから少しでも近いところは歩くかな でも寒い」 「年末年始となると、ガソリンが上がってきたり、いろいろなものが上がるので、予算オーバーしないかな」 値上げ直前には「駆け込み需要」も心配されます。 ■四谷智洋 店長 「まだ給油していない人は混雑が予想されるので、早めの給油をお願いしている 15日・16日までに給油するとスムーズにできると思う」 値上げ前日となる18日には全国的な需要の増加でガソリンが充分に行き渡らない可能性もあります。 混乱を防ぐために余裕を持った行動が必要です。